私的空間

エイブラハムの教え セミナー動画の内容と感想などまとめています

エイブラハムに学ぶ自由の本質「働かざるを得ない」というジレンマを乗り越えるには

働かずに好きな事だけしていられたら、どれだけいいだろう。反面、何もしないと収入が途絶えてしまうので、やらざるを得ないというような長年染み付いた思いが消えない。

そんな時、どのように波動調整すればいいのか。エイブラハムのセミナー動画からヒントとなりそうな教えを訳した。

著作権と出典元:エイブラハム・ヒックスパブリケーションズAbraham-Hicks Publications - Law of Attraction Official Site

参考動画: https://youtu.be/o4z5hneWdfk

内容を一部抜粋、意訳しています

ビーチで過ごしたいけれど働かざるを得ない

質問者の男性:

誰にも、そして何にも縛られたくなくて、ただ気分が良くなることに集中するため、数週間ビーチで過ごしたことがあります。

でも(収入面などを考えると)勇気や度胸がなくて、結局仕事に戻りました。

以前よりはずっと良い仕事に就いたので、今はマシですが…。

前の仕事がすごく最悪だったので、今の職には感謝してます。

とはいえ、依然として雇われの身です。本当は独立したいんですけどね。

エイブラハム:

君は同じストーリーを語り続けているようだ。

多くの人と同じように「仕事がつまらない」など、良く思わないことにフォーカスしている。

仕事環境が問題なのではないよ。

現に抵抗のないことにフォーカスすることで、自分の仕事に情熱を感じている人だっている。

「束縛されてる」とか、「自由がきかない」とか、「やりたくないことをやらざるを得ない」と言い続けているだけでは、何も変わらないよ。

やっていることの中から、喜びをみつけることだってできるだろうに。

「ビーチで過ごしたいのに、仕事しないと収入がないのです。選択の余地はありません」と言っていたね。

でも、お金がない人だってビーチにいるじゃないか。聴衆笑

そうかと思えばお金持ちもいたりする。すべては選択の自由だろう?

したくないことを語るのはもうやめて、これからは「何がしたいか」を語り始めなさい。

何かを得るには代価が必要か?

生まれてくる前、君はこう言った。「この環境は喜びに満ちて、自分を驚かせる可能性にあふれたところだ」

「楽しむためには相応の苦難を味わったり、代償を負わなければいけない」とは、決して言ってないよ。

それなのに皆、「定年になるまで、厭々でも長年働き続けなければならない」などと、口を揃えて言う。

さて、実のところ君は「何もしたくない」と言っているのではなく、どうやって抵抗を少なくできるか、どのように思考転換したらいいのかを、聞きたかったんだろう?

束縛感から、どう解放されるかが本意なのでは?

これは何をするかしないかの問題ではなく、制約されているという思いから、どうやって気分が良くなるようにするかという問題だ。

質問者:その通りです。自分のビジネスなら違うんでしょうが、とりあえずやってる感じで…。もちろん、何とでもうまくやれますよ。

でも、もし選択の余地があるなら、正直そこで毎日は働きたくないのです。

エイブラハム:ちょっと聞くけど、もし君がビーチにいて、突然気温が急上昇したら、なんとしてでもそこに居続けるかい? 

質問者:いいえ、まさか。

エイブラハム:では、自分のとって一番いい状況を、その時々で選ぶんだね。(=それができる)

「選択の自由がない」と感じる時の思考転換法

仕事面においてかなりの人が、好きなことより、好きでないことの方がはるかに多いと訴える。

そんな状態は、本来あるはずの波動エネルギーを、知らず知らずのうちに決裂させるよう、自分に仕向けているようなものなんだよ。

君を最もガッカリさせる思考の「したくないことをする所に仕方なく、行かざるを得ない」「選択の余地がないので、束縛されている」

これをベストなシナリオに書き換えるよ。

一日をビーチで過ごすのと同じくらい、仕事中も気分良く過ごすように、練習しなさい。

例):

やあ、ちょっと聞いて!僕は誰に言われたのでもなく、ここにいることを選んだ。

働かないと牢に入れられるわけでないし、もし明日は休みますと言っても、クビになることはない。

とにかく大局的に考えると、僕には、ここに来る来ないの選択の自由がある。


「選択の自由がある」と感じると、以前とは比べものにならないほど、気分が良くなるだろう?

こうやって、思考に橋を架けよう。そして君の抵抗感が、動き始めるのを感じてごらん。

今ビーチで過ごしている。

居たいだけ、ここで過ごすことだってできる。

しなくちゃいけないことなど、何もないんだ。

いたくない所にいなくちゃいけないけど・・・。でも、自分が選んだから、ここにいるんだ。

他の仕事に比べて、今の仕事環境には魅力を感じている。案外、割のいい仕事だからやっている。


こう考えるだけで、即座に君の波動が上がったようだ。

今、例を示したことは事実のようだし、これらの言葉は君がさっき語ったよりも、格段に本当の自分と同調しているだろう?

質問者:「ええ、本当に」

ここでの論点は仕事をするべきか、ビーチで過ごすかというような選択についてではない。

仕事先でもビーチにいても、どの思考がアライメントするかを選ぶことが肝心なんだ。

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「何もしたくない」の本質は抵抗から自由になること

君がこれまでずっと望んできた自由とは、仕事や、したくないことから解放される自由ではない。

「本当の自分」になることを許さないという、波動の束縛からの自由を望んでいるはずだ。

つまり君は「抵抗」から解放されたいんだ。

エネルギーが流れ込む自由度を求めているんだよ。

今ここにいるけれど、雇い主は自分のこの仕事に、給料を支払ってくれる、それは良いことだ。

彼らが自分に期待をよせてくれているのは、良いことだ。

自分はこの仕事に十分、応える能力がある、それは良いことだ。


この種の思考はアライメントしていると感じられるだろう?

質問者:自分のこれまでのテーマは、今この瞬間、何をすべきか、ハッピーかそうでないかだったのですが、ようやく教えの意味が分かり始めました。

意図的創造をするときのジレンマ

エイブラハム:

今回のディスカッションは、意図的創造的をするしないに関わらず、人間のあなた達が抱える最大のジレンマの核心を突くことだから、特に強調して言うよ。

あなたは置かれた環境に反応するのか?できないことをコントロールする必要があるのか?

それとも、純粋な思考の練習をすることで、状況を創っている波動を確立するべきなのか?


あなた達は、今起きていることを観察して、リアクションする。

もしくは今起きていることを考えて、それがまた同じイメージを呼び寄せるかのどちらかだ。

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多くの人々が「状況をコントロールしなければならない」と、心から信じているのはそのせいだよ。

外側を眺めた時、これはいい、良くないという風に、自分が気分良くなるために状況をコントロールしようとする。

これほどたくさんの法律やルールが存在するのは、そんな理由からだ。

今日、君はこう伝えようとしていた。

エイブラハム、僕は何もしなくていいために、お金がたくさん欲しいです。でもそれが可能だとは信じられません

おや、そうかい。それなら不可能のままだね。

僕は何もしない時が、一番幸せなんです。でも、それでもいいという道がわからないのです。だから、基本的に幸せな人生をあきらめました

何だって?我々はそんなことは、決して受け入れない!話が逆なんだよ!

そのことに気付いたら、「自分が気分良くなる前に、条件や他の人が変わる必要がある」という、誰もが直面するジレンマが終わるんだ。

何かが変わる、変わらないに関係なく、自分は気分良くいられる。

このことを理解すると、他の人が変わるまで、待つ必要もなくなるということだ。

そうやって全てが、変わる。そしてそのことが理解できるまでは何も変わることはない。

こう言うべきだ。

僕は何があっても、今いるところで、幸せを見つけることができます!

小さな幸せを見つけると、宇宙はもう少しという風に同じものを産出する。

そしてそのことに集中すると、宇宙は更にもう少しもたらす。

そうやって一度に一つずつ抵抗をなくしていくと、君が望んでいた通りに悠々自適に、ビーチで過ごすことができるようになるよ。


質問者:「ありがとうございます。もうビーチのことから離れます…」(笑)

動画の感想・世捨て人にならなくて済むこの教え

スピリチュアルの道に進みたいとか、何にもせずにゆったり過ごしたいと切に願う時は、実際に実行してみたらいいのかもしれない。ただし勇気がある人のみ。(笑)

実は今回のディスカッションの前提には、この教えがあった。

* 意図的に何もしないのは、望んでいるものを得ることを許容するのに一番賢い方法である

* したくないことを無理にやるより、何が自分にとってベストな感じ方かを選ぶようにすると、源ソースは喜んで願いに応える。

* そうやって何もしないと決めて許容すると、そのうち何かをやろうというインスピレーションが生じる。

(注:エイブラハムの意図的創造のプロセスは、順序が逆転している)

エイブラハム:「我々は何もするな、と言っているのでなく、やっていることを、いかに心地よく感じるかが重要だと言っているのだ」

そして今回の教えを真に理解できるまでは、実行に移すことは勧めていない。

動画の内容から離れるけれど、例えば今をときめくスピリチュアル・リーダーのエックハルト・トールは、野宿をしていたことがあるらしい。

将来を約束された地位を捨て、真我を追求する決意をしたからだ。 当時は幸い宝くじに当選して、当面をしのいだという逸話がある。

トールのようにサトル(精妙)エネルギーを使える人ならともかく、一般人にとっては、収入を得る前に何もしないという選択をするのは、なかなかの度胸がいる。

それが無理だと思うなら、以下のようにする。

エイブラハム:「あなた達にとって、何もしないで過ごすことは、やりたくないことを我慢して仕方なくするより、ずっと物凄いこと(自分改革)のように感じるみたいだね」

つまり、「何もしないと収入が途絶える」などと心配するくらいなら(=抵抗が増す)、実行しやすい方法。

エイブラハム: 不安に思うくらいなら、今していることの「抵抗」をなくすことに集中する方が、長い目でみればずっと気分が良くなるだろう。


意図的に何かに焦点を合わせていると、エネルギーが流れてくる。

最適な経験とは、自分自身でコントロールできていると感じることだとエイブラハムは言う。

『置かれた場所で咲きなさい』という素晴らしい本があるけれど、どんなことでも最善を尽くすことはできる。

だから家事でも仕事でも、「仕方なくやる」は、もうやめなければいけない。

不平不満を言うかわりに、どんなことにおいても、良い側面を見つけるなどして波動調整しない限り、いつまでたっても何も変わらないことを、今回学んだ。

そして私たちが真に求めているのは、環境や条件というよりも、「抵抗からの自由」だったと知って、目が醒めた。

今いるところでコツコツと、一つづつ抵抗をなくしていくことが、悠々自適のヴォルテックスへ近づく道なのかもしれない。

最後に、仕事についてのエイブラハムの教えを。

仕事に貴賤はありません。焦点を定める機会があるだけです。どんな仕事でも、やりがいと満足感は得られます。

何を仕事にするにせよ、あなたは〝思考の先端〟におり、〝ソース〟があなたの中を流れているのです。

〝エネルギー〟が流れるのを許すと決意すれば、どんな仕事であれ楽しめます。

引用元:

 

mementmori.soboku.jp