『パワーか、フォースか』と『I 私 真実と主観性』で学んだこと②
当記事は上の二冊を通して、自分なりにスピリチュアル視点で学んだこと①の続きです
デヴィッド・ホーキンス博士『パワーか、フォースか』と『I 私 真実と主観性』で学んだこと①スピリチュアル探究者向き - 私的空間

- 作者:デヴィッド・R・ホーキンズ
- 発売日: 2019/08/30
- メディア: Kindle版
この本を最後まで読み終えると意識レベルが少し上がるという。本を読むだけで、エネルギーフィールドが上がるとは一体どういうことなのか。
https://www.pinterest.jp/pin/343610646575163912/?nic_v2=1aPpvTg0O
意識のエネルギーマップ
はじめにホーキンス・スケールと呼ばれるグラフを、先日書いた量子物理学で夢を実現する記事から引用。
TEDトークでは波動のスケールと紹介されているけれど、明らかにホーキンス博士の意識のエネルギーマップに基づいている。
これはホーキンス博士の25年以上の研究と、独自のキネシオロジーテストという画期的な判定法で調査した、人間の感情や意識レベルを数値で表したもの。
デビッド・ホーキンス博士のこの意識のエネルギーマップでは、スケールの数値が十進法ではなく、対数での表示になっている。
例えばレベル300は150の2倍ではなく、10の300乗という意味。つまりほんの数ポイントでも大きな開きがあるということ。
数値について博士は、ランキングやグレードを表しているのではなくて、暑い寒いを表す気温のグラデーションのようなものと述べている。
臨界点の200は生きることに対して、ネガティブかポジティブな影響を与えるかどうかを識別できるボーダーライン。
フォースからパワーに切り替わる境界がこのレベルとなっている。
ホーキンス博士によると、200以下のネガティヴ性に生きる人は、地球上で85%もいるらしい。この数字には驚かされた。
意識レベル500は「愛」のレベル。恋愛の愛ではなく「無償の愛」という意味においてのもので、それは世界に対して許し養う愛と説明。
引き寄せの法則のエイブラハムは、地球上に約5%ほどこれに相当するレベルの人が存在すると言っている。
博士のキネシオロジーテストにおいても、人口の4%がこのレベルに達しているとし、エイブラハムが言っていることと相似する。
つまりこのレベルの人達の愛の意識エネルギーが、地球上にはびこるネガティブ性を打ち消しつつ、バランスをとっているのがこの世界ということだ。
エイブラハムのいうステップ4、つまり高い波動を保ち、常に良い気分でい続けられるレベルになれば、ヴォルテックスに預けた願望を自在に引き出すことができるらしい。
果たしてそれがこのマップの、どこに相当するのかはよくわからない。繰り返し本を深読みする必要がありそうだ。臨海点の200以下でないことは確かだけれど。
400は知性が目覚めるレベル。難点は知性と自我がスピリチュアルへの理解を邪魔することらしい。
だから例え400あっても霊性に懐疑的なら、上には行けないらしい。499留まりで500台に進めなかった天才アインシュタインが、その例に挙げられていた。
ホーキンス博士は「意識レベル500になると、全てのことが完全なまでに美しく見え、現実は共時性の中に現れる」としている。540になると、奇跡を起こせる聖職者かヒーラーレベルなのだとか。
ちなみに人間だけでなく、身の回りのあらゆるもの全ての波動レベルは測定可能で、例えば映画『グラン・ブルー』はかなりの高レベルとのこと。作品に感動した人なら、その意味が理解できると思う。
カウンターバランスが地球を救う
エイブラハムはよく、「ソースに同調している(波動が高い)人は、ネガティブな人の百万力なのだ。」といっているのだけれど、このことだったのかと思った。
博士によると、例えば
意識レベル200以下の70万人と、
意識レベル500の1人の思考によって、
この混迷した世界のカウンターバランス(釣り合い)が保たれているという。
ちなみに現在の人類の意識レベルの平均は204。(キリストが生誕した時代は100程度)そして人口の85%が、その204の大きな否定的エネルギーの中にいるということは驚愕だった。
ちなみに2006年の博士の調査では、
意識レベル600~700の人が3人、
700~800が1人、
900~1000も1人、存在するとのこと。
このような波動の高い方々の存在で、地球が自己破壊せずにすんでいるという。ホーキンス博士が900台の最後のひとりだとしたら、すでにこの世を旅立たれたので数値は変わったことになる。
それにしても一体どこのどなただろう!ちょっと調べても皆目わからなかったけれど、誰であれひたすら感謝するしかない。
地球上で純粋無垢な動物達の存在も、人間のネガティヴ性との調和に役立っているとエイブラハムが言っていた。
キリストや仏陀のエネルギーフィールドは今なお、地球上の人々に良い影響を残し続けているらしい。
さてどの世界にも上には上があるようで、「どれだけ覚醒していようが、必ず先を歩いている人がいる」と、博士のような方が謙遜するほど、さらに高い意識レベル5000の(イエス・キリストや仏陀が1000)大天使達がおられるらしい。
それは引き寄せの法則のエイブラハム達もそうかな、とふと思った。
ちなみに人間の身体として受け入れられるエネルギーレベルの限界が1000なのだとか。イエスキリストや仏陀、そしてホーキンス博士もそれに近かったようだ。
これについての詳細は、『I 私 真実と主観性』に記述がある。
瞑想もキネシオロジーテストもワームホール
「内なる自分は霊性に、外側の自分は物理的世界にある」 スウェデンボルグ https://www.pinterest.jp/pin/343610646575162723/?nic_v2=1aPpvTg0O
博士が遺したキネシオロジーテストという真偽判定ツールは、宇宙とこちらの世界を繋ぐワームホールであると言及されていた。
引き寄せの法則のエイブラハムは、私達は"Blend mode"ブレンドモードである(内なる存在と外側の存在がひとつの身体に共存していること)と教えている。
そのブレンド・モードの「二元性」が融合する唯一の場である瞑想については、『I 私 真実と主観性』でオームのことや、集中の仕方などの細かな指南がある。
誰でも霊的な組織に所属して手法を学ばなくても成功裡に瞑想を行うことができます。瞑想をすることで、「自己」が意識や気づきの源、基底であると知り、二元性を超越て、主体と客体の間の架空の分離を消滅させ、真実の一体性が立ち現れるのです。
また博士の瞑想前の胸腺叩きや、ずっと疑問だった肉食の可否についてはとても参考になった。
「無心(ノー・マインド)の伝達」
『パワーか、フォースか』と『I 私 真実と主観性』は、自分はどこから来てどこへ行くのか、何のために生を受けたのかを追求したい人にはもってこいの本だと思う。
覚醒状態からわざわざ戻ってきて下さり、霊性への道を記した希少な書であり、博士の慈愛に満ちたエネルギーが発せられているように感じるからだ。
ホーキンス博士のこの本を最後まで読むと、意識レベルが数ポイントあがるというのは、そうした見えないパワーに影響を受けるからだと思う。
人の意識は精妙なレベルで密接につながりあっていて、究極的には一つ(ワンネス)ということなのだと、考えさせられた。
また博士は「教えとは師とする人の意識レベルから発せられるパワーであり、その「無心(ノー・マインド)の伝達」はエネルギーフィールドとなって、生徒の意識フィールドに同調する」と説いている。
つまり高次の存在のもとでは、言葉など要らないという意味になる。
無言で無形の伝達は、心(マインド)を超え、師のコーザル体エネルギーを通じて、奇跡や癒やしなどの神秘現象をおこすとあった。仏陀が弟子に花を手向けて教えたという逸話もこれらしい。
「本からもし何かを学んだのなら、私の教えではなく、あなたの中にいる師が学ばせたということをわかってほしい」と述べておられるのが、心に響く。
参考までに『I 私 真実と主観性』はキネシオロジーテスト、つまりエネルギーレベルが999!(表紙より)とにかく、ものすごい価値がある本に違いない。

- 作者:デヴィッド・R・ホーキンズ
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
85%の人が否定的思考の世でどう生きるべきか
引き寄せの法則の話を含め、この種の話は身近な人に理解されにくい。「いい話だけど、外へ出ると嫌な人、不快な事がどれほど多いか」と返されたことがある。
「自分しか信じない!」と言う人に入り込める隙間はないし、実際少し前の自分でさえそうだったのだから、気持ちはよくわかる。
フォースでないパワーの力は無限大、ということを知ればこの先楽な道に行けるのにと思う気持ちはやまやまだけれど、この道はself empowerment、自分で門を叩かない限り、扉は開かないのだ。
そして実際に85%の人がネガティブ性の中で、お互いに傷つけあって生きおり、そこにカルマも複雑に絡みあっているので、生き辛さがあるのは仕方がないことなのかもしれない。
だからこそ人生をデフォルトのまま生きるのではなく、思考のコントロールが不可欠で、その方法と真実についてシンプルに教えているのが『引き寄せの法則』のエイブラハムなのだ。
エイブラハムは、この世界の人間の多くが「恐れ」をベースにして生きていると言う。
多くの人が恐れや不安定を抱きすぎるあまり、あのような訳のわからない疫病が世界的に蔓延するのだという。
ホーキンス博士によると、それもこれも誰もが共同創造という名の「学校」で、皆それぞれが各自の霊的成長ステージで、カルマに応じた学び合いをしている中で起こっているらしい。
それでは一人一人に一体何ができるのか。
仏陀は「すべての苦悩の原因は無知であり、それが唯一の罪である」とし、人としての義務は他人に対して慈悲深くなり、彼らのために祈ることだ」と説いた。
今はスピリチュアリティーより、安楽なものが好まれている世の中だ。本当の自分とは何か、と考える人はあまりいない。
それでも昔よりは確実に進化しているというのが救いだ。
博士は「日常生活の中でほんの少しでも、愛のこもった思考がなされれば、私達はすべてのネガティブ性との釣り合いがとれるということです。」と教えている。
とるに足らないこんな自分でも地球のカウンターバランスに、塵くらいは貢献できるのかもしれない。
子供の頃祖母が言った。
「誰も見ていなくても御天道様は見ている」!!!
これは本当のようだ。現にキネシオロジーテストのような嘘発見器もある。
神の真理は存在し、それが全ての基準だということをホーキンス博士から学んだ。
できる限り他人に寛容で、親切心を持って接することが「真理への道」になり、自身のカルマ救済と精進になるのだと。
そして上を目指す人の霊的成長の最終目標は「明け渡し」・・・。
「それに葬式はいらない。」とおっしゃる博士のユーモアセンスが絶妙だった。もともと何もないのですからと。
最後に
ところでホーキンス博士のキネシオロジー・テストは、本にやり方が書いてある。 けれども正しく行えるかどうかなど、色々調べたり、実践までに時間がかかりそう。
博士は日常生活に役立てほしいと仰っている。例えばこのセールスマンは本物かなど。また自分のレベルの測定はやめたほうがいいのだとか。自我が邪魔するらしい。
テストしてみたいことは山ほどある。例えばジュエリーの断捨離をしたいと思っているので、このネックレスと宝石は自分にとって良い影響をもたらすのか否かなども知りたい。
他には20年前インドのリーディングで、結婚することになっていたあの人は実在するのか、そもそもあのグルは本物だったのかなどなど。
難点は自分もパートナーも、テストするのに必要な最低レベルの200以上あるのかということ・・・・!?

- 作者:デヴィッド・R・ホーキンズ
- 発売日: 2019/08/30
- メディア: Kindle版