『パワーか、フォースか』と『I 私 真実と主観性』で学んだこと②
当記事は上の二冊を通して、自分なりにスピリチュアル視点で学んだこと①の続きです
デヴィッド・ホーキンズ博士『パワーか、フォースか』と『I 私 真実と主観性』で学んだこと①スピリチュアル探究者向き - 私的空間
この本を最後まで読み終えると意識レベルが少し上がるという。本を読むだけで、エネルギーフィールドが上がるとは一体どういうことなのか。
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意識のエネルギーマップ
はじめにホーキンズ・スケールと呼ばれるグラフを、先日書いた量子物理学で夢を実現する記事から引用したい。
TEDトークの方では「波動のスケール」として紹介されているが、これはホーキンズ博士の意識のエネルギーマップに基づいているように見える。
これは博士の25年以上の研究と、独自のキネシオロジーテストという画期的な判定法で調査した、人間の感情や意識レベルを数値で表したものだ。
博士のこの意識のエネルギーマップでは、スケールの数値が十進法ではなく、対数での表示になっている。
例えば、レベル300は150の2倍ではなく、10の300乗という意味。つまりほんの数ポイントでも大きな開きがあるということだ。
数値について博士は、ランキングやグレードを表しているのではなくて、暑い寒いを表す気温のグラデーションのようなものと述べている。
臨界点の200は生きることに対して、ネガティブかポジティブな影響を与えるかどうかを識別できるボーダーライン。
フォースからパワーに切り替わる境界が200になる。
ホーキンズ博士によると、200以下のネガティヴ性に生きる人は、地球上で85%もいるらしい。この数字には驚かされた。
意識レベル500は「愛」のレベル。恋愛の愛ではなく「無償の愛」という意味においてのもので、それは世界に対して許し養う愛と説明。
引き寄せの法則のエイブラハムは、地球上に約5%ほどこれに相当するレベルの人が存在すると言っている。
博士のキネシオロジーテストにおいても、人口の4%がこのレベルに達しているとし、エイブラハムのものに近い。
実は、このレベルの人達の愛の意識エネルギーが、地球上にはびこるネガティブ性を打ち消しつつ、バランスをとっているらしい。
400は知性が目覚めるレベル。難点は知性と自我がスピリチュアルへの理解を邪魔すること。
だから例え400あっても、霊性に懐疑的なら、上には行けないらしい。499留まりで500台に進めなかった天才アインシュタインが、その例に挙げられていた。
ホーキンズ博士は「意識レベル500になると、全てのことが完全なまでに美しく見え、現実は共時性の中に現れる」としている。
さらに540になると、奇跡を起こせる聖職者かヒーラーレベルなのだとか。
ちなみに人間だけでなく、身の回りのあらゆるもの全ての波動レベルは測定可能で、例えば映画『グラン・ブルー』はかなりの高レベルとのこと。あの作品に感動した人なら、その意味が理解できるかと思う。
カウンターバランスが地球を救う
エイブラハムがよく、「ソースエネルギーに繋がった人は、ネガティブな人の何百万人分のパワーを持つ」といっているのは、このことに通じるかもしれない。
博士によると、例えば
意識レベル200以下の70万人と、
意識レベル500の1人の思考によって、
この混迷した世界のカウンターバランス(釣り合い)が保たれているという。
ちなみに現在の人類の意識レベルの平均は204。(キリストが生誕した時代は100程度)
そして全人口の85%が、その204の大きな否定的エネルギーの中にいるという。
ちなみに2006年の博士の調査では、
意識レベル600~700の人が3人、
700~800が1人、
900~1000も1人、存在するとのこと。
このような波動の高い人達がいるおかげで、地球が自己破壊せずにすんでいるとのこと。
ホーキンズ博士が900台の最後のひとりだとしたら、すでにこの世を旅立たれたので、数値は変わったことになる。
それにしても一体どこのどなただろう!ちょっと調べても皆目わからなかったけれど、誰であれひたすら感謝するしかない。
地球上で純粋無垢な動物達の存在も、人間のネガティブ性との調和に役立っているとエイブラハムが教えていた。
また、キリストや仏陀のエネルギーフィールドは今なお、地球上の人々に良い影響を残し続けているらしい。
さてどの世界にも上には上があるようで、「どれだけ覚醒していようが、必ず先を歩いている人がいる」と、博士のような方が謙遜するほど、さらに高い意識レベル5000の(イエス・キリストや仏陀が1000)大天使達がおられるとのこと。
ちなみに、人間の身体として受け入れられるエネルギーレベルの限界が1000なのだとか。
イエスキリストや仏陀、そしてホーキンズ博士もそれに近かったようだ。
これについての詳細は、『I 私 真実と主観性』に記述がある。
瞑想もキネシオロジーテストもワームホール
「内なる自分は霊性に、外側の自分は物理的世界にある」 スウェデンボルグ https://www.pinterest.jp/pin/343610646575162723/?nic_v2=1aPpvTg0O
博士はキネシオロジーテストという真偽判定ツールが、宇宙とこちらの世界を繋ぐワームホールであるとしていた。
引き寄せの法則のエイブラハムは、私達は"Blend mode"ブレンドモードである(内なる存在と外側の存在がひとつの身体に共存していること)と教えている。
そのブレンド・モードの「二元性」が融合する唯一の場である瞑想については、『I 私 真実と主観性』で、オームや集中方法など細かな指南がある。
誰でも霊的な組織に所属して手法を学ばなくても成功裡に瞑想を行うことができます。瞑想をすることで、「自己」が意識や気づきの源、基底であると知り、二元性を超越して、主体と客体の間の架空の分離を消滅させ、真実の一体性が立ち現れるのです。
また博士の瞑想前の胸腺叩きや、ずっと疑問だった肉食の可否についてはとても参考になった。
「無心(ノー・マインド)の伝達」
『パワーか、フォースか』と『I 私 真実と主観性』は、自分はどこから来てどこへ行くのか、何のために生を受けたのかを追求したい人にはもってこいの本だと思う。
覚醒状態からわざわざ戻ってきて下さり、霊性への道を記した希少な書であり、博士の慈愛に満ちたエネルギーが発せられているように感じるからだ。
この本を最後まで読むと、意識レベルが数ポイントあがるというのは、そうした見えないパワーに影響を受けるからということのようだ。
人の意識は精妙なレベルで密接につながりあっていて、究極的には一つ(ワンネス)ということなのだと、考えさせられた。
また博士は「教えとは師とする人の意識レベルから発せられるパワーであり、その「無心(ノー・マインド)の伝達」はエネルギーフィールドとなって、生徒の意識フィールドに同調する」と説いている。
つまり高次の存在のもとでは、言葉など要らないという意味になる。
無言で無形の伝達は、心(マインド)を超え、師のコーザル体エネルギーを通じて、奇跡や癒やしなどの神秘現象をおこすとあった。仏陀が弟子に花を手向けて教えたという逸話もこれらしい。
「本からもし何かを学んだのなら、私の教えではなく、あなたの中にいる師が学ばせたということをわかってほしい」と述べておられるのが、心に響く。
参考までに『I 私 真実と主観性』はキネシオロジーテスト、つまりエネルギーレベルが999!(表紙より)とにかく、ものすごい価値がある本に違いない。
85%の人が否定的思考の世でどう生きる
引き寄せの法則の話を含め、この種の話は身近な人に理解されにくい。「いい話だけど、外へ出ると嫌な人、不快な事がどれほど多いか」と返されたことがある。
「自分しか信じない」という人に入り込める隙間はないし、実際少し前の自分でさえそうだったのだから、気持ちは理解できる。
フォースでないパワーの力は無限大、ということを知ればこの先、楽な道に行けるのにと思うものの、この道はself empowerment、自分で門を叩かない限り、扉は開かない。
そして実際に85%の人がネガティブ性の中で、お互いに傷つけあって生きおり、そこにカルマも複雑に絡みあっているので、生き辛さがあるのは仕方がないことなのかもしれない。
だからこそ人生をデフォルトのまま生きるのではなく、思考のコントロールが不可欠で、その方法と真実について教えているのが『引き寄せの法則』のエイブラハムやスピリチュアルリーダー達。
エイブラハムは、この世界の人間の多くが「恐れ」をベースにして生きていると言う。
ホーキンズ博士によると、誰もが共同創造という名の「学校」で、各自の霊的成長ステージで、カルマに応じた学び合いをしているとのこと。
それでは一人一人に一体何ができるのか。
仏陀は「すべての苦悩の原因は無知であり、それが唯一の罪である」とし、人としての義務は他人に対して慈悲深くなり、彼らのために祈ることだ」と説いた。
今はスピリチュアリティより、安楽なものが好まれている世の中だ。本当の自分とは何か、と考える人はあまりいない。
それでも昔よりは確実に進化しているというのが救いだ。
博士は「一人一人、日常生活の中でほんの少しでも、愛のこもった思考がなされれば、私達はすべてのネガティブ性との釣り合いがとれるということです。」と教えている。
子供の頃祖母が言った。
「誰も見ていなくても御天道様は見ている」!!!
これは本当のようだ。現にキネシオロジーテストのような嘘発見器もある。
神の真理は存在し、それが全ての基準だということをホーキンズ博士から学んだ。
できる限り他人に寛容で、親切心を持って接することが「真理への道」になり、自身のカルマ救済と精進になるのだと。
そして上を目指す人の霊的成長の最終目標は「明け渡し」・・・。
「それに葬式はいらない。」とおっしゃる博士のユーモアセンスが絶妙だった。もともと何もないのですからと。
最後に
なお、ホーキンズ博士のキネシオロジー・テストについては、本に詳しく解説されている。
博士はテストを、日常生活に役立てほしいという。例えばこのセールスマンは本物かなど。
ただし、自分のレベルの測定だけはやめたほうがいいのだとか。自我が邪魔するかららしい。