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エイブラハムの教え セミナー動画の内容と感想などまとめています

波動的に責任を持つとは・地球環境を憂慮するよりやるべき事~エイブラハムの動画から

降りやまない雨に荒れ狂う風、ジリジリ照り続ける夏の日差し・・・。これまでとは違う気象変化を経験する度、一体地球に何が起きているのか不安になる。今回は地球環境を取り巻く問題について、エイブラハムの教えを訳してまとめた。

「エイブラハム・地球温暖化や人口過剰問題について」セミナー動画の日本語訳(一部抜粋、意訳)

Abraham Hicks - Global Warming and Over Population - YouTube

出典元:エイブラハム・ヒックスパブリケーションズAbraham-Hicks Publications - Law of Attraction Official Site

質問者:環境保護派の一人として、地球の人口過剰問題について考えを巡らせています。あなたの教える「拡大・成長」の概念から、地球がどのようにしてこの問題に対処するのか、物理的、形而上的な観点からお話し頂けますか。

人口が増加するとどうなる

エイブラハム:

自分たちの地球環境について何かを解き明かそうとしている時、あなたたちは(同時に)改善を求める願望ロケットを打ち上げていることを覚えておきなさい。

奇妙に思うかもしれないが確かなのは、何かが拡大・成長したということは、その一方で他の何かが消失するということだ。

言い方を変えると身体のどこかが病気になったら、病気が「なくなる」ことを望む。その病気がなくなった後、人生経験としては一つ拡大・成長したことになるが、病気自体はなくなった。わかるだろうか?

あなたたちはそういったバランスのことや、地球の人口過剰について心配しなくてもいい。もしも今以上に人口が増えるのだとしたら、地球は喜び快適に維持することが可能なのだ。

その際は、多くの人が新たな願望をソースに放射し始めて、次世代がそれを受け継ぎ、調整する。そのようなことは何も心配するなと言いたい。より大きな視点(源ソース)が、成し遂げようとしていることなのだよ。

見晴らしの良い、最先端のこの場所にいるあなたたちのことは、ソースがすべて掌握しているので心配いらない。

「発信元は?」心配するより視野を広げよ

質問者:「世界規模の地球温暖化問題が差し迫っています。特定の時期までに、然るべき対策をしないと手遅れになるのでは?」

あなたたち人間が心配するのは分かる。けれどもその懸念のもとは、地球を軌道に乗せられない人たちからの提言だろう?(聴衆笑)(宇宙を創生したのは人間でない)

何の知識もない立場から、根拠のない推測をするなどおかしな話だ。

質問者:「では私たちが地球のことで、何も憂慮するべきではないということですか?」

憂慮する(心配する)concern という言葉は、ある意味で面白い言葉だね。

なぜなら、あなたたちが何かを心配する時というのは、望んでいないことに抗っているのだから。(何かを気に掛けて心配するということは、そのことに関心を寄せているということ=引き寄せる)それは望んでいるものを、受け取ることを許していないということだ。

地球温暖化と今の現状について、特定の人たちが何かと騒いでいることで、実際は彼らが考えるほど素晴らしいことではないのだが、一つだけ良い点がある。

次世代の人たちのため、地球の延命を望む人たちの話題に上がることによって、彼らの集合意識を通して願望ロケットを打ち上げるという点だ。

騒ぎ立てる人たちにとっては死ぬまで知りようのないことだが、改善を求める欲求は(源ソース)に着実に蓄積されているのだよ。

あなたたちの「心配する」波動が、その状態をすべて引き寄せているとは言わないが、本来なら得られるはずの恩恵を遠ざけていることも伝えておく。

涼しくても暑くても、何でもかんでもあなたたちは温暖化のせいにしたがるだろう?えっと、科学者は何と言っているって?

質問者:「世界的な気候変動です」

その世界的な気候変動とかについては、狭い視野を持つべきでない。この10年、20年にあったことを考えてもみなさい。それ以上の地球規模の気候変動があったはずだ。

これは必ずしもあなたのことを言っているわけではないよ。特定のことをやいやい騒ぐ(主張する)ことは、生きていることを実感させるので、彼らの思いをぶち壊すつもりはない。

けれども我々にしたら、この地球上でより良く生きたいと願う人を支えるために存在するコントラストの邪魔立てをしてほしくないのだ。事実、コントラストとはそのようなものなのだ。

波動的に責任を持つ

我々は科学者たちの否定的な押し付け(主義主張)には、決して同意しないよ。あなたたちには敏感になってほしい。

地球温暖化阻止の名目で、全ての人に同じことをさせようとコントロールすることなど不可能なのだ。

誰かに何かひどいことを吹き込まれた時は、自分にはなすすべがないという風に、無力さを感じる。そうやってあなたたちは、本来あるはずのウェルビーイングの流れを自ら奪ってしまう。

しかも自分にそんなものがあるはずない、などと言い訳するからそのうち死を宣告されるのだよ。あれだけ悪くなるばかりだ、と言ったのに。(聴衆笑)

私たちがあなたたちの立場なら、例えば金銭的、個人的な問題、または地球温暖化のような、個人の力では何もできないことでも何であれ、もっとシンプルに、少しでも気分がよくなる側面についてだけ考えるだろう。

これがアライメントだ。身体を持つ友よ、これが地球で苦悩を抱える人たちへ、我々が教える心の癒し方だ。

地球環境は全てなるものがコントロールしているのだよ。他の惑星と近接しながら、地球は完璧なまでに軌道上を自転しているだろう?

あなたたちの国家のものよりはるかに、偉大な計画が背後にあることを理解しなければならない。

幸福のウェル・ビーイングは、とてつもないほど広大無辺なのだ。 にもかかわらずあなたたちは、今にも流れ込もうとしているウェルビーングを堰き止めて、あら捜しや言い訳ばかりしようとする。

我々は断言する。今から5年、10年、20年、30年前を振り返ってみて、あなたたちは様々な予測や予言があらわれる度に恐れ、慌てふためいていたのに、例えば「調和的収束」や「Y2K」など、多くのことが結局、杞憂に終わったではないか。

*「調和的収束」the harmonic convergence (注:マヤ暦の終末予言?)

*「Y2K問題」(2000年になると00年となるので、1900年と混同されデータの新旧の比較に誤動作の可能性が危惧されたが、実際は大きな問題なかった)

我々は何も、環境問題に無責任になれと言っているのでないよ。 相当数の人々が亡くなっているのは、あなたたちが環境に無責任だからではなく、波動的に無責任であるせいだと言いたいのだ。

つまり温暖化によって今ここで起きていることは、環境問題に責任を持つという願望を利用しながら、コントロール不可能と感じること(ネガティブ思考)に原因がある。本当の自分の役目から一歩引いてしまっている。

だから温暖化のことを騒ぎ立てるより、母なる地球について感謝していることや、自分の役割を周りの人たちに分からせるようなことを、少しアピールする方がずっと良いのだよ。

一人一人が自覚して正しいアライメントをすることによって、(温暖化の)環境節減のための良いアイデアがインスパイアされるのだ。

100年、200年前を考えてもみなさい。当時の経済システムがどれだけ規模の小さなものであったことか。「人口が増えていく一方で・・・」と多くの人が言うね。

けれども現在と200年前と比べると、経済はとてつもないほど大きく発展しているだろう?他の惑星から資源を運んでくることもなく、自分たちのところにある資源を上手に調達してきたではないか。

コントラストはあなたたちに何かを要求させて、その通りに与える場であるし、常にそうなっている。地球の住人たちに、今ある状態が何かを求めさせるために、何も刺激しないなどあり得ないわけだし、それ以上のものはないのだよ。

あなたたちは生きる方法やアイデアを、(その時々で)変え続けることになるだろう。人生は決して逆戻りすることないし、これまでずっとそうであったように、常に改善され続けることを約束する。

あなたたちがあまり語りたがらない「善か悪」の二元性については、我々だって語りたくない。物事は善でうまくいくようになっている。それは永遠不変に進化し続ける宇宙の知識と経験だ。

誰かが何かのことでささいな証拠を見せつけようとするなら、拡大成長する宇宙のソースエネルギーに同調していない。拡大成長は避けられないのだし、それはいつの時も有益なのだ。

コントラストは常に改善を求めさせ、源ソースがそれに応える。改善を求めもせずに、欠点だけ探してわめきたてるような人たちは、終末のシナリオを与えられるだけだ。

温暖化を憂いながら、同時にソースエネルギーにアライメントすることはできない

不安を感じながら源ソースの視点を通して物事を見たり、永遠の存在としてアライメントすることなど不可能なのだ。その二つには大きな波動の隔たりがある。

~セミナー動画の内容はここまで~

予言や未来予測はあたらない?

エイブラハムが指摘していたように実際、日本列島が沈んだり(昭和)、空から恐怖の大王が降りてくる終末預言系は嘘っぱちだった。一見、正論に思える未来予測さえもほとんどあたらなかったそうだ。

エイブラハムがこの動画で伝えているのと似たような内容を、表舞台から (笑) 論じる記事がある。

これまでの人類は持続不可能な生活をしてきたのだろうか。いや、これまで人類はほぼすべての面で、子孫のためにより良い条件を残してきたはずだ。人類は過去200年間で史上最も豊かになった。平均的な個人が消費可能な1人当たりの生産量は平均8倍になっている。

環境保護が地球の未来を潰す?|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

人類滅亡系の予言に皆がこぞって飛びつくように 元来、人はポジティブよりも、ネガティブな情報の方により敏感に反応する傾向があるという。

過去を振り返ると「核の冬がやってくる」や「大気汚染問題」(昭和)など、数々の社会問題があったけれど、その都度対策を行ってきたから今がある。

もちろん全てが解消された訳ではない。それでも当時「このままいけば核戦争で人類が滅ぶのかも…」などと、恐れていたことは未だに起きていないのも事実だ。

喉元すぎれば〜で、その後はケロッと忘れ去っている、というエイブラハムの指摘が耳に痛い。

エイブラハムの教える問題解決の流れ

私たちの暮らしや社会は昔に比べて豊かになったし、今はイノベーションの恩恵を十分すぎるほど受けている。それらは数え切れないほどの試練苦難を乗り越えてきた、先代たちからの受け継ぎものだと、動画のエイブラハムは教えている。例えば大危機のケースで説明すると…

大きな危機に瀕する

多くの人が改善を求める(集合意識から)願望ロケットを打ち上げる)

改善要求が巨大な虫眼鏡のように一点に凝集され、宇宙に向けて強力に発射される

源ソースがそれに応じ、同じ規模の改善策をもたらす

拡大・成長する


エイブラハムによるとパラダイム・シフトなども、この経緯を辿るとのこと。2020年からの出来事も当てはまるのかもしれない。

*パラダイム・シフトとは、その時代や分野において常識とされている思想、社会の価値観等に、革命的な変化がもたらされること

最後に

死の宣告の話が出たついでに書くと、エイブラハムもセスも「人は病気にならない、なっても重くなることはない」と口を揃えて言う。

白衣を着た権威に宣告されると、自分は無力だと悲観してそのまま諦めることが悪化の一途をたどる原因だとか。

ウェルビーイングの流れに身を任せていれば、自然治癒の力があることを思い出すというのに・・・。

ソースは常に人間社会に改善策をもたらすという。その意味で今物議をかもしている環境問題諸々も、大きな視点で考えれば、持続可能ということなのだと思う。

今起きている異常気象なども、源ソースの壮大な計画のためというなら受け入れることができる。

世界と地球のために祈ることは改善を願う・・・。一人一人が貢献できることは目に見えるものばかりでないと、叡智の存在にまたもやガツンと教えられた。

さてこの夏も酷暑が予想されているけれど、暑さにくじけそう時はエイブラハムの教えどおりに、地球の恵みに目を向けるなどして上手に乗り切りたい。目の前の小さな環境節減のアイデアも思いつくだろう。

マスコミやSNSなどに影響を受けて、余計な不安を感じていないかどうか注意したい。メディアをチェックする際は、余計な思考に振り回されないようにセグメント・インテンディングなどもおすすめ。

地球は今、再調整中とのこと、詳しくは下記の本