私的空間

エイブラハムの教え セミナー動画の内容と感想などまとめています

ヘミシンクCD 試した感想 エイブラハムの教える瞑想 セスとの関連は

人の意識はどこまで拡張可能なのだろう。瞑想で自分の意識が建物の天井や床、壁を突き抜け、住む町や都市、国、地球、大気圏へ広がっていくイメージで行うメソッドを試したことがある。

私達は身体を越えた存在で、内側から外側へと意識の焦点を少しずらすと、多重宇宙次元が広がっているとセスは言う。

自分の限界は皮膚までと思っていたら、あなたは損していることになります。『セスは語る』

サイキックな人ならともかく、自分のように普通の人が一種のトランス状態になって、意識を拡張するには瞑想しかないような気がする。

今回は自己流で、瞑想ツールのヘミシンクを体験した時の感想(英語版)を、エイブラハムのセミナー動画やセス関連を含めて記した。

エイブラハム「瞑想はこの数分」

瞑想と言えば、気づきを早める最速の方法として、一日15~20分行うことを推奨しているのがエイブラハム。

思考を止めることで、抵抗を鎮め波動を上げるのに最良の手段で、その15~20分の間で、わずか数分のデタッチメント*detachment(身体からの離脱感覚、無我と捉えている)があれば良しとしている。

この指示はかなり現実的だと思う。なぜなら目を閉じて瞑想しているつもりでも、「あ、皿洗いが終わってない」などの頭のおしゃべり、いわゆる雑念がなかなか消えないからだ。

思考を完全に止めることができるのは、せいぜい数分程度のことが多く、なかなか明鏡止水のような境地に至れるものでない。

推測になるが、わずか数分をとるための15~20分とも考えられる。

エイブラハムは、「抵抗が全くない状態で内なる存在の周波数に同調すると、瞑想中に何らかのインパルス(インスピレーションなど)があったり、ムービーを見ることもある」と伝えているが、残念ながら未だにムービーを見たことがない。

ちなみに瞑想終了前くらいに、インパルスが降りてくることが多いとのようなことを語っていたが、その頃合いにデタッチメントが訪れるということなのか。(熟達者は最初の段階からOKとのこと)

望んでいるのは、本当の自分との対話。瞑想でメッセージを受信できればどれだけいいだろう。

瞑想をより良くしたい、意識を広げたい、また見知らぬ次元を体験してみたいなどの願望のせいか、新たな世界を知ることになった。

瞑想ツール「ヘミシンク・ゲートウェイ・エクスペリエンス」の感想

きっかけは、たまたま読んだこの本だった。(ヘミシンク以外に興味深いスピリチュアル談が満載でおすすめ)

サイキックな能力を持つ著者が紹介していたのが、ヘミシンクという瞑想ツール。

ヘミシンクについてはかなりマニアックな印象が強かったが、この本に記載されている内容には興味をそそられた。

科学とスピリチュアルに知見を持つ著者が、ヘミシンクによって別次元にいるスティーブ・ジョブズと会ったり、意識を向こうにおきながら、物質世界の友人達と現地で交信するという話などに心惹かれたからだ。

スピリチュアルへの理解が浅かった頃は、この手の話は眉唾モノと思っていたけれど、セスを知ると何の抵抗もなく、スッと頭に入ってくる。

実際、ヘミシンクとセスの教えは親和性があるように思う。

『セスは語る』には、ヘミシンク創始者のロバート・モンローとジェーン・ロバーツ(ともに体外離脱のスペシャリスト)が、顔合わせした、との記述がある。

そこには「今、研究中の装置について意見を聞く」と書かれてあるだけで、それ以外は言及されていないものの、セスが何らかの助言をしていた可能性もあり、その装置がヘミシンクだったと推測できる。

実際、ヘミシンクについては、検索しても情報が断片的で、求めている情報が得にくい。

けれども上記の本には、ヘミシンクがいかに凄いツールであるかについて分かりやすく書かれていて、著者自身のヘミシンク体験談なども、スピリチュアル好きにはかなり興味深いような内容が満載になっている。

ヘミシンクは、独自の音響システムをヘッドフォン使用で行う瞑想法で、両耳に聞こえてくるサウンドに集中しているうちに自然と深い瞑想状態に入るという印象がある。

特徴的なのが、瞑想しつつ音声ガイダンスの指示に従って、様々な探検やエクササイズをすることだと思う。

先程の本から引用させてもらうと、

ロバート・モンローは、左脳の論理的な側面を利用して、右脳の感覚的な側面を探求できるよう、左右の脳を同調させるというアプローチをした。それにより、我々の瞑想が深まり、右脳中心の特別な意識状態になったときに、左脳による分析力を維持でき、未知の世界を理解できるようになった。このようなアプローチは歴史上前例がない。

ヘンな話になるが、眠りながら自分のいびきが聞こえたことはないだろうか。

身体は昏睡状態なのに、意識は不思議とあるというそれに似ているかもしれない。

前例がない、というのは、それまでは夢や瞑想により未知の世界を垣間見ることができたとしても、右脳だけでは結局よく分からず、印象としてのあの世あの世の風景または天国の様子、という断片的情報しか分からなかった、ということである。それがこのアプローチにより、明確に把握できるようになった。

この技術は、特定の音響パターンを組み合わせ、左右の耳にわずかに異なる周波数の音を入れ、周波数の差異に脳波を同調させる。左右の耳に異なる周波数で聞かせると、音が脳内で共振する。脳幹には水平の範囲で音源の位置を特定する時間差検知システムがあるが、ここで検知する時間差信号によって右脳と左脳を同調させる。半分ずつの脳=半球、を同調させるという意味で、ヘミスフィア・シンクロナイゼーション=ヘミシンクと呼ぶ。この方法により、脳波を多様な領域に誘導し、瞑想を深めることができる。

引用元:久慈直登. 最新科学とスピリチュアル: AI・量子力学と大発明家たちのひらめきの謎

心は目覚めていながら、体は眠っている状態で異次元の体験もできるのがヘミシンクということになるらしい。

独特の音響システムを通じて行うため、素でやるのと比べてより深い瞑想ができるように思う。他にも様々な体験をする。と言っても、想像上での話。

ヘミシンクのゲートウェイ・エクスペリエンス

ヘミシンクのゲートウェイ・エクスペリエンスには、それぞれフォーカスレベルという1~49までの次元があり、レベルが上がるにつれ体験も違ってくるらしい。

フォーカス1が、意識が物質世界にある状態。

フォーカス10は身体は眠り、意識は目覚めている状態。

フォーカス12でそこからより意識を拡大させる。

フォーカス15が時間の無い状態。

フォーカス21がこの世とあの世の架け橋をするレベル。あちら側の眩しい光を見たりする。

フォーカス23は囚われの次元、自分の死を受け入れられず、意識だけ浮遊しているような人達がいるレベルとされ、これはセスの伝えていることと合致している。

フォーカス27がいわゆるあの世と呼ばれるところで、思考が一瞬にして現実化できるレベル。

ヘミシンクを行う際は、いつも同じ宣誓等をした後、音声に従って瞑想を進めていく。

感想として上の次元へ行く時は、高層ビルのエレベーターに乗って上昇していくような感じ。

個人的なお気に入りは、フォーカス15レベル。そこは時間のない次元で、いわゆる「ただ在る状態」らしい。

肉体を超えて意識を拡張できる段階で、直感力の源につながることができるとのこと。

上の次元へ移動する際に、一旦このレベルにチェックインするが、フォーカス15は他の次元とは一線を画すような印象がある。

ヘミシンクではイメージしたり、想像力を駆使することが多い。

第二の体(エネルギー体)をイメージして意識を拡張するのだが、眩しいほどの輝く光を見るなどは、すべて音声ガイドに従ってのこと。

例えば移動前にノンフィジカル(非物質世界)の友人が、左右に二人づつ来てくれてお供してくれたり、レベル毎に様々な場所を訪れては、そこにいる要人に案内され、施設等を見学することもあるが、これもすべて想像上で行う。

もちろん真からトランス状態になれる人もいるだろうし、暗示やアドバイス、ひらめきがもらえる時があるのかもしれない。

OOBテクニック

ヘミシンクでは、体外離脱(OOB)のテクニックも紹介されている。(WAVEⅢ)

噂には聞いていたものの、こんな風に試みるのかと感心した。

エイブラハムは、抵抗がほぼほぼ全くない状態の時なら、"out of body "(幽体離脱)できると語っていて、あのエスターでさえ、これまでに経験したのはたったの5、6回と語っていた。

そんなに意図的にOOBできるものなのかというのが正直なところ。ただし、その種の能力のある人なら話は別なのかもしれない。

個人的にはまだスピリチュアルの知識がほとんどない頃、一度だけベッドで寝ている時、目覚まし時計が鳴るのを止めようとして、身体の上半身だけOOBした経験がある。

何とも奇妙な感覚で、少し怖いと思った記憶があるせいか、OOBにはそれほど食指が動かない。

Amazonミュージックでヘミシンクが視聴可能

さてここで耳より情報。

英語に抵抗がないなら、Amazonミュージック Unlimited(聞き放題)で、ヘミシンクの”The Gateway Experience Wave I - Discovery” が視聴可能になっているので、試し聴きするのにいいかもしれない。

https://www.amazon.co.jp/music/prime?tag=sayu8sayu8-22

他にも英語に関係なく、ヘミシンクの環境ミュージックや、瞑想CDなど色々揃っていて、よりどりみどりなのが嬉しい。

ヘミシンクをした後、カジノで具現化実験?!

異色なのがヘミシンクで波動を整えた後、カジノで勝てるかどうか実験した人の書籍。『ラスベガスとヘミシンクに学んだ富と成功の秘訣』CDBOX 著ジョー・ギャレンバーガー

この本専用の具現化誘導CDも、Amazonミュージックで無料で聴くことができる。Manifesting with Hemi-Sync®Joe Gallenberger & Hemi Sync(英語)

https://music.amazon.co.jp/search/hemysync/albums?filter=IsLibrary%7Cfalse&sc=none

この本のメインは念力、いわゆるハートの想念パワーを使った錬金術をカジノで試してみるという前代未聞の、かつ緻密な実験記録で、やはり思考による具現化は可能なのだなと思わせるような内容で一見の価値がある。

例えば、賭けをする前にはヘミシンクで波動を上げ、少しでも邪念が入った日はだめ、逆に調子が乗ってきたら勝ち続けるという記録などから、楽しんでやる分には見えない力は後押ししてくれるという印象を持った。

ロバート・モンロー研究所でのセミナーの様子や、ヘミシンク創始者のことなども伺いしれる内容の濃い一冊となっている。

最後に

ヘミシンク瞑想でネックとなるのが、時間を要すること。(30分以上)

またヘミシンクの周波数にチューニングするための発声準備があるので、誰にも聞かれない静かな環境を確保する必要がある。(家族に不審に思われないため・笑)

そのため、時間の余裕がある時や、深く瞑想したい時などにいいかもしれない。

音響に集中するせいか、集中度が半端ない。かなりの時間、思考のない状態に置くことができるという意味では画期的だと思う。

終わった後は深くリラックスしたことに気付く。

ストレス解消にはもってこいだと思う。

エイブラハムによると、思考が鎮静化すると波動が上がるということなので、ヘミシンクをその目的で利用することも得策かもしれない。

またヘミシンクは意外に想像力を働かせるので、瞑想というよりはバーチャルゲームを楽しむような感覚でやっている。

例えばフォーカス27でスペシャル・プレイスに自分の好きな家を建てたり、ノンフィジカル友人に会ったり、メッセージを聴きに行ったりするなど、メニューも色々あって飽きないというより、多すぎて追っつかないほど。

色々書いたものの、世に言われているような凄い経験はまだしていない。熟練すると変化が訪れるのかもしれないが、個人差が大きいように思う。

ただこれまでに一度だけ、セスが教えている自分の「並行自己」(同時進行で存在しているエンティティのこと)をフラッシュで見て、しみじみ感動したことがある。

それも自分がそうだと信じている範囲の話に過ぎないけれど、忘れられない体験だった。

回数を重ねるうちに、エイブラハムが伝えているような「ムービー」が見れるようになる日を期待したい。

mementmori.soboku.jp