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エイブラハムの教え セミナー動画の内容と感想などまとめています

「私が望んだ事が全く叶わないのはなぜ?」エイブラハムの思考のモメンタム・17秒ルール

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エイブラハムの引き寄せの法則の本を開いた人は、人生の幸福行き切符を手に入れたのも同じだと思う。目的地を決めた後は、教え通りの流れに乗るだけで、自由で幸せな人生を送ることができる。

そのためには正しい列車に乗車しないといけないのに、乗るべき路線を見失うことがある。

「旅の途中で間違って乗ってしまった列車を下車して、乗り換えるのはあなた次第」とエイブラハムは説く。意志さえあればどんな場所にいたとしても、誰でもその地点から出発できるのだと。

今回の動画ではエイブラハムの「引き寄せの法則」の教えに従って、いろいろ実践してきたはずなのに何も叶うことなく行き詰まった、と落胆する女性が登場。

どうすればこの状況を断ち切れるのか、何が原因なのか。

引用した動画: Abraham Hicks - Just ONE Minute To Get Into The Vortex...This Is How! - YouTube

出典元:エイブラハム・ヒックス・パブリケーションズ

Abraham-Hicks Publications - Law of Attraction Official Site

「願いが全く叶わないのはなぜ?」

この女性が願いを叶えられないでいるのは、「教えに半信半疑だったのにも関わらず、あまりにもたくさんのビッグなことを望みすぎたからだ」とエイブラハムは指摘していた。

賭け金が大きければ大きいほど、負けた時の失望感が大きい。

このワークショップでエイブラハムは、挫折しかけた女性に「あなたはMomentum、モメンタムの基礎とコンセプトを理解する必要がある。」と優しく諭した。

そして「引き寄せの法則」がどのように、私たちの人生に働きかけるかについて、線路上の電車を例にわかりやすく語った。

エイブラハム用語の”Momentum”モメンタムについて

望む望まないにかかわらず、人が一度抱いた思考は波動となり、それと似通った物事や状況をその人に引き寄せる、というのがエイブラハムの引き寄せの法則。

この法則をうまく使って、自分の望むことを宇宙にお任せして良い気分でいるとその通りになるというもの。

エイブラハムが教える一連の流れにのることで、誰でも生まれてきた本来の目的である「自由で喜びにあふれた人生」を送ることができるという。

自分の望みを宇宙にお願いした後、"receiving mode" 受け取りモードで過ごすと、それが実現化する。

どういう過程でそうなるのかについて、動画のエイブラハムは独特の「引き寄せの法則」用語で説明していて、なかなか興味深い。

エイブラハムのセミナー動画に、頻繁に出てくるキーワード用語の一つが”Momentum”モメンタム。

”Momentum”モメンタムとは直訳すると「勢い」「運動量」となるが、エイブラハムのものはニュアンスがやや違う。

つまりエイブラハムのモメンタムとは、人の思考が波動となる時、そこに派生する「勢いのエネルギー」のようなものらしい。

モメンタムと引き寄せの法則は、同義語だとも伝えられている。

この動画では、”Momentum”モメンタムが、いつどのように発生して力を増し、願望実現化へ導くのかを列車に例えてわかりやすかった。

動画のアニメを拝借して、エイブラハムが語った内容を、個人的解釈も入れつつ内容をまとめた。

モメンタムの列車はどこへ

エイブラハム引き寄せの法則 momentum

一本の線路上に、長編成の連結車輌を持つ「モメンタム号」という名の列車がある。

モメンタム号の別名は、「目に見えない波動エネルギーの勢い」。

この路線の行き先は「ポジティブ&願望実現化方面」と、反対方向の「ネガティブ&現状維持方面」の二つ。

モメンタム号は、自分の思考次第で、どちら行きにも車輌を増やすことができる。

「少しでも良い気分でいたい」と考えた時、ポジティブ向きの連結車輌が、上から一つドスンと増えるように、(モメンタムが)追加される。

「実現するなんて無理だわ」と考えた時、その車両の直後に反対向きのネガティブの連結車輌が、ドスンと連結。

「もしそうなったら素敵だろうな」と考えたら、ポジティブ向きに車輌がひとつ、ドスンと連結される。

「やっぱりだめだろう」と考えたら、ネガティブ向きの車輌がひとつドスン、と追加で連結。

こんな風にネガティブでもポジティブでも、ひとつの思考を付け加える度に、モメンタムを積んだ列車は編成され続け、どちらかの方向に動き始めようとする。

エイブラハム:「これが引き寄せの法則のモメンタムのコンセプトだよ」

対立する思考のモメンタムを連結した列車は、それぞれが反対方向へとその動きを引っ張り合うため、行く方向が定まらずなかなか進まない。

最終的には車輌数が多い方向へ動き出し、その結果、波動量に応じた結果を引き寄せるということらしい。

もし望む方向へ列車を走らせたいなら、反対向きのモメンタムの車輌を外していくと早いのは自明の理。

だから「引き寄せの法則の教え通りやっているのに、願望がなかなか叶わない」と嘆く前に、自分の中に矛盾した思考が拮抗していないかどうか、考える必要がある。

エイブラハム:「あなた達の多くが、どれだけ望みと正反対の考えを抱いているせいで、願望実現化を自らストップさせていることか」

「常日頃どんな思考をしているか、どんな気分でいるかに注意をはらいなさい」とエイブラハムは伝えている。

せっかくポジティブ思考のモメンタムが、望む対象への波動を活性化しているのに、ネガティヴ思考のモメンタムがその形成化を打ち消しては元も子もない。

エイブラハムは、これを「波動エネルギーの分裂」だとする。

思考に勢いがつく時間は?「17秒ルール」

ところで、思考にモメンタムが付き、波動エネルギーとなって活性化し始めるのに要する時間はどれくらいなのだろうか。

エイブラハムによると、答えは約1分だという。

私達の住む時空感覚に概算すると、

ある17秒の思考に同じ思考の17秒が加わり…が4つになると、波動として一つのまとまりとなるとのこと。これは17秒ルールとして知られている。

17秒の思考✖️4つ=68秒で、波動が勢いづくとエイブラハムは教えている。

波動の成り立ちを時間換算したこの例は、ネガティヴ思考への警告として語られることが多い。

例えばある心配事を毎日していたら、例えそれが一日に数分程度だとしても、その思考のモメンタムは加速度的に勢いを増して、引き寄せが始まる。

だからエイブラハムはできるだけ早く、その思考を手放しなさいという。

それでは、すでにネガティブでいっぱいになってしまった自分のモメンタムを、消し去るにはどうすればいいのか。

モーニング・エクササイズ

エイブラハム:「夜、眠っている間はこれらのモメンタム(波動の勢い)は全てストップする。だから朝目覚めた時、嫌なこと、心配事などを絶対に考えないように」

「これからはそんなに深刻にならないように。自分が眠っていた間はモメンタムは止まっていたのだから、朝起きたら絶対に嫌なことを考えないようベストを尽くしなさい」

起きてすぐ自分の意識が活性化する前に良い思考だけするよう努めている内に、徐々に古いネガティブなモメンタムは消えていく。これを続けると30日ほどで消え、ポジティブなモメンタムが優勢になるとしている。

下記の「睡眠はエネルギーの調整タイム」p079〜に、朝はその日の思考の流れを左右する波動の設定値を作るチャンスなどの、詳しい記載がある。

今回、モメンタムのコンセプトから「エイブラハムの引き寄せの法則」で、思考が波動エネルギーとなった後、どのようにパワーを付け加えていくのかを学んだ。

何かを実現化したいと願う反面、内心では「現実的に無理だろう」などと考えて、願望の実現化エネルギーを中和してしまう人は多く、引き寄せの法則につまずくのは、このあたりなのかもしれないと反省させられた。

またエイブラハムは、少しでもネガティヴな感情が残っている間は、何かを望まないほうがいいとも言っている。

ネガティヴ=波動が低い時は、ソースのパワーへのアクセスが不可能で、そのネガティヴ性と相応の引き寄せをするだけだからだ。

だからまず思考転換してネガティヴ性を消し去り、ポジティブで明るいフィーリングを維持できるようになってからお願いすると、うまくいくらしい。日々の練習あるのみ! mementmori.soboku.jp