エイブラハムが好んで多用する、セスの名言中の名言の「あなたがあなたの現実を創っている」
同じように「誰かは誰かの現実を創っている」もある。
私たちはそれぞれの繭の中に住みながら、他の人の繭とも密接に関わり合っているらしい。
物質世界の住人にすれば共同創造という枠組みの中で、何がどのように影響しあっているのかさっぱり分からない。
波動の影響力
エイブラハム:
こんな事に気づいたことはないかい?
例えば友人と会った時、あるいは別の友人と会った時、ずいぶん長い間話していなかったような話が出てくることがあるだろう?
その理由は、彼らがあなたと共同創造する会話に参加しているからだ。
しばしば、相手の中にあるもの(波動)が自分の中に入ってきたり、逆に自分の中にあるものが相手の中に入っていくことがある。
それが(波動の)影響力というものだよ。
今となっては笑い話だが、エスターとジェリーは全米ツアーの際、各地に住む友人たちとよく会っていた。
するとジェリーは、前回彼らと会った時と同じ話ばかりするんだ。
そのことをエスターが茶化して、「私がその人たちに話す内容のリストを作ってあげましょうか?そしたら会う時に、また同じ話をしないでしょ!」と呆れていたことがある。
なぜ、そんなことが起こるのかって?
波動のコンビネーション(組み合わせ)の中に、同じストーリーを作るような何かがあったからだ。(お互いの波動が入り混じって影響しあうという意味???)
長く考え続けてきた思考のことを信念という。
強い言葉ほど、あなたの中で強力な信念を引き起こす。そのせいで、あなたの強力な欲望とは反対方向へ引っ張られてしまうのは問題だ。
そのストーリーを語れば語るほど、あなたの中で活性化され、あなたの引き寄せのポイントになるからね。
自分の波動を活性化する友人たちから丸一日離れて、その間に気分のいいことをしたり、外に出てその日の美しさに浸ったり、チューニングしたり、感謝することをリストにしたり、自分にとって本当に楽しいことをいくつかするなどして、いつもよりアライメントしなさい。
そうすると波動が異なるせいで、会おうと思っていた友人と一緒に出かけられなかったり、もしくはムリに押し切って会ったとしても、いつも話していることが話せなかったりする。
その理由は、自分の波動が明確になることで、いつもとは違う場所にいるようになったからだ。
エイブラハムは以上~
意味が分かりづらくて申し訳ないけれど、直訳のエイブラハムの教えには???が、多々ある。
元々は他愛ないこんな質問への解答中に、エイブラハムが語ったものだった。↓↓↓
質問「いい人達といると、逃げ出したくなる時があるのですが、どうすれば彼らと会わないようにすることができますか」
エイブラハム:「彼らがいい人達であるとかないとか、相性の問題ではない。あなたがそうなって欲しくないことの方を考える優勢な波動が引き寄せている。こうなって欲しいと思う方へ、思考を変えなさい」
さて、波動の影響力に関して、他にも例えば、波動の残りかすのようなもののせいで実家に帰った時など、つい昔と同じような行動をしてしまうこと、また誰かとの会話が引き金になってネガティブになる可能性があるから注意しなさいと、エイブラハムは語っている。
それと同じ理屈で、他の誰かには自分のネガティブな経験など話さない方がいいとのこと。
エスターもエイブラハムに指摘されるまで、悩み事があると仲良しの人に相談していたらしい。
後になって、エスター自身が乗り越えて忘れ去っていても、打ち明けられた人の方では「あの時、○○に悩んでいたエスター」がずっと活性化していて、波動的に永遠に消え去ることがないという。
相手の波動が自分の中に入ってくるので、またいつか相手の残存波動が影響をもたらすことがあるのだとか。「自分以外の人の誰にも、理解してもらう必要がないことに気づきなさい」とエイブラハム。
それを聞いてぞっとして以来、よっぽどのことがない限り、家族にもネガティブは話さないようにしている。「傷のなめ合いはしないに限る」ということなので、自分の中だけでアライメントなどで消化。
さて、アライメントの実践によって波動の階段を上がる度に、特定の人間関係から解放されることがある。「バイブレーション・アウトする」とも言うらしい。
知覚が変わったことで、エナジー・バンパイアのような人と接することはなくなったし、(あれは波動の影響力をもろに受けていたのだと思う)、周りがいい人達ばかりに見えてくるし、実際にそうなる。
戸惑うのが、学生時代の旧友とたまに集う時。
筆者は当時、仲間うちでは特有のキャラを持つ存在だった。会うこと自体は楽しいのだけれど、彼らは当時と同じノリで話をしてくるし、もちろんこちらも表面では合わせるものの、内心は複雑…。
彼らの繭の中での自分は今もあの時のままで、歳だけとっている。もちろんお互いに言えることだから余計にややこしい。(笑)
先日、私たちは他人のドラマの中では自由意志がないと、エイブラハムが別の動画で面白そうに語っていたのが衝撃的だった。
エイブラハムは「自分の波動が変わることで、前とは違う場所に行く」と言っていたけれど、誰かと疎遠になるとはそういうことなのかと思った。
波動がかけ離れた人とは、引き寄せの法則がそもそも出会いを許さないという。
ジェリーの話は、活性化した自分の波動と相手の波動が、一種の波動のコンビネーションを創るせいで毎回、同じ話をしてしまうというものだった。(分かったような、分からないような…)笑
とにかく共同創造の場で人と関わる際は、波動の高い人となら良い影響があるけれど、低波動のままで逆の場合はかなりキツイものがある。
対策としては可能な限り、自分の中のネガティブが活性化しそうな人と会うのを避けるか、もしくは会う前に強力にセグメント・インテンディング(意図確認)する必要があるらしい。
質問者は友人と会う時、せっかくアライメントしていたのに、会うと気が沈んでしまうと打ち明けていた。
話すと楽しかったり、癒されるにしても、波動的にマイナスの影響力をもらうような関係なら、いっそのこと独りで過ごす方がずっとためになる、とエイブラハムは教えていたようだった。
よく「苦楽と共にする」というけれど、波動の影響力を考えると「楽」は良くても、「苦」を共有することは避けた方が良さそう…。