仕事が軌道に乗ってプロジェクトの幅が広がり始めた頃、エスターはリストアップした仕事の量に圧倒されそうになっていた。
「10人がかりでも、終えられそうにないわ~」(半ベソ…)
一つリストが増える度に、重圧に押しつぶされそうだったある日のこと、レストランで料理を待つ間、エイブラハムが「そこにある紙のランチョンマットを使いなさい」と、この方法を教えた。
「ランチョンマットのワーク」やり方
エイブラハムが伝授する「ランチョンマットのワーク」とは、やる事が多すぎるなど重圧を感じる時、いっそのこと仕事を宇宙に任せてしまうという書くエクササイズ。
混乱したり焦りを感じている時は、「抵抗」の波動が強くなっているらしい。
やることリストを仕訳け、急ぎでないものは宇宙に任せる欄に移すと、波動が上がってエネルギーが流れ始めたり、状況や物事が調和して求めるものが自然と与えられるという。
「一人では手に負えない」とプレッシャーを感じる仕事がたくさんある時などは、このワークを試してみてみてもいいかもしれない。
記入例:
https://note.com/abraham_memento/n/n6eec6bd83fed
②今日中に終わらせたい仕事だけを左に、それ以外はすべて右に記入する
↓↓
* 「宇宙に任せる仕事」欄に記入すると、心がホッとして抵抗が減る
↓↓
* 引き寄せの作用点がシフトし、実現化を許可する態勢に入る
↓↓
* リスト化することで願望に具体的な焦点を定められる。プラス右に書き入れることで抵抗を減らし、実現化を許可する波動をもたらすというWの効果
その後エスターは、宇宙に任せた仕事がもたらした結果に驚くことになる。
今日の仕事がはかどったのはもちろんのこと、手に負えなかった仕事があっさり片付いた。他にも頼んでもいないのにスタッフが積極的に手伝ってくれたなど。
電話をかけても全くつかまらなかった人が、向こうから連絡してきたり、エスター自身何もしていないのに仕事がどんどん片付き始めた。
一年後か、もっと先かは現時点では分からないものの、いつかはやり終えたいと思っている仕事は、宇宙に任せるようにしたエスターだった。
リスト化したランチョンマットは、レストランに置いてきてもいいとのこと。
エスター:「これがこの方法の良いところなの。あとで確認しなくていいんだって!」
エイブラハム:
「抵抗しなければ、物事は時間をかけずに実現する」
「これが欲しい、あれがしたいと求める時、その瞬間に宇宙は願望実現化に向けて調和し始める」
「抵抗がなければ、説明できない形で物事の状況や出来事が見事に編成され、それなりにふさわしい場所に収まり、求めに応じてくれる」
問題でなく、解決策にフォーカス
行き詰まったり、うまくいかない時は「抵抗」の波動のモメンタムが強くなっているらしい。それが分裂エネルギーを生じさせ、望む方へ一向に進むことができないとのこと。
状況を問題視する波動と、解決策の波動とには雲泥の差があると、エイブラハムは教える。
そのままでは現状が繰り返されるだけなので、解決策に目を向けるといいと言う。
ランチョンマットのワークのように、そんな時はいっそのこと宇宙に任せると良いということらしい。
感想&「ソースの編成力の凄さ」
エイブラハムの教えを実践して以来、源ソースの編成力の凄さをしみじみと実感している。"devotail" と言い表されることがある、訳としては蟻継ぎのようにぴったり一致させるような意味合いがある。
内なる存在が宇宙中を駆け回って、協力的要素を探してきてくれるのだとか。それが引き寄せの法則によって編成されるとは、何とも神秘的でソースの恩寵というしかない。
そのご褒美欲しさに、毎日アライメントを実践をしているようなものだと思う。
筆者も大掛かりな願望実現化というよりむしろ、日常生活での困りごとの解決力に驚かされている。
その結果はこちらの思いもつかない方法でもたらされ、歓喜に包まれ小躍りしたくなるほど。
エイブラハム本をプロデュースした錦織新さんも、そのことを著書で「そう来たか~、ソース!」と表現しておられた。
下世話な話で申し訳ないけれど、こんな実例をご報告したい。
昨年、老親が住む実家の庭の柿の木が、屋根ほどの高さまで生い茂って大量の実がたわわになった。
隣家に迷惑がかかることもあり、摘み取りにいく日や道具の用意などを考えると、正直気が重かった。
「大丈夫、なんとかなる」とアライメントし、手伝いに行く予定を立てていると電話が鳴り、母が「干し柿を作りたいというご近所の方が寄り集まって、無事片付いた」と伝えてきた。
他にも、地方にある不動産の処分に数年来困っていて、行政の移住バンクなどに登録するも、なしのつぶて。
灯台下暗しで、ひょんなことから隣家の人に思わぬ高値で買ってもらうことができ、胸をなでおろしたことがある。つきあいが疎遠で、そんな余力があるように思えない人だったのでなおさら驚いた。
とにかく、考えもつかなかったような解決方法で驚かせたり、喜ばせるのがソースの役目とエイブラハムは言う。
宇宙にはこちらの狭量な考えを笑い飛ばすようなレベルの、大胆な解決策を創造するパワーがあるらしい。
「自分の考えが及ぶ範囲の顕在化など、創造とは言えない」ジョー・ディスペンザ博士
事の大小にかかわらず、生きているとコントラストで様々な出来事に日々遭遇するのが常…。
「宇宙に任せる」というランチョンマットのワークは、簡単ながらエイブラハムの引き寄せの法則の本質を突くメソッドだと思う。
あきらめるのはまだ早い。「ない」と思いこんでいた問題にも解決策が必ず存在する。
そのためにはソースを信じるなどして、自身も協力的要素の一部となる必要があり、また日々の波動の実践が欠かせない。
「そう来たか~、ソース!」の日が訪れるのが待ち遠しい!
エイブラハムのワークはこちら