私的空間

エイブラハムの教え/ Leading edgeセミナー動画の内容と感想などまとめています

「介護とスピリチュアル」心がつらそうな人のケアと対処法・エイブラハムフォロワー向き

時は超高齢化社会の大介護時代。いのちある人には誰にでも親がいて、多くの人がいずれ、避けて通ることができない人生の局面を迎える。

そしてこの長丁場こそ、エイブラハムの叡智が活きてくる時かもしれない。

また親の介護以外にも、パートナーや大切な人がネガティブ思考に苦しんでいる時などに、役立ちそうな教えをまとめた。

前半はエイブラハムのセミナー動画から、親の介護に向き合いつつ葛藤する人のケースを紹介。

後半は介護だけでなく、心がつらそうな人への対処法を、スピリチュアルやエイブラハム視点で記した。

全ての動画の著作権と出典元:エイブラハム・ヒックスパブリケーションズAbraham-Hicks Publications - Law of Attraction Official Site

内容を一部抜粋、意訳しています

介護に疲れ果てた人

参考動画:https://youtu.be/yUTEwCSZ9jk

13年間に及ぶ母親(96歳)の介護に、身も心も疲れ果てたという女性。

動画ではエイブラハムが、少しでもホッとする感情にシフトさせるワークをさせる。(エイブラハムの感情のスケール22に基づく)

女性が今、感じていること:

「自由を奪われている」「パワーが出ない」「もう限界」「絶望している」(感情のスケール22=最下位)

↓↓↓ *この感情を、少しでもホッとする段階へ上がるようエイブラハムが誘導すると

「自分にすべてを頼りっぱなしの母にウンザリする」「他の人も少しは面倒をみるべきだわ」「怒りさえ感じる」(感情のスケール17)

*これによってスケール22から17へ上昇し、波動改善した

エイブラハム(以下A)「感情のスケールを少しでも上にシフトすることで、あなたは意図的に自分をコントロールしたことになり、ウェルビーイングの流れに戻ろうとした」

注: ウェルビーング= 抵抗しなければ誰にでも自然に流れてくる広大な宇宙の無上の幸福のこと 『願えば、かなうエイブラハムの教え』より

A「さっきに比べて少しはラクになれたし、呼吸もしやすいだろう。さて次は「怒り」の段階からどこへ上昇させようか。えっと、あなたのことをもう少し教えてほしい」

女性「生きるのがしんどいです」

A「それでは何も変わらないな。続けて」

女性「その時が来たら、色々物事を決断できるんだけれど・・・。あ、これはダメですね」

A「いいよ。その時が来れば色々できていいのになあ。・・・。ああ、母はじきに97歳!どうやったら、そんなに長く生きられるのよ!と、あなたは怒り始める」聴衆笑 

(注:↑ 女性が言ったのではなく、エイブラハムが語った)

A「そしてすぐ、なんてことを考えるの、私ってひどい人間だわ、最低・・、という風に罪悪感を感じるんだろう?」

女性:「お恥ずかしながら...あたってます」

A「今のあなたには(スケール17)怒りというより、(スケール10)不満・苛立ち・焦りの方が強い」

「それなのに、苛立ちから罪悪感(スケール10から22へダウン)、つまり「苛立ちと罪悪感」「苛立ちと罪悪感」を行ったり来たり、それが思考の癖となってしまったから、今のつらい状態がある」

「しかも、もし本当にお母さんが逝ってしまったら、別の意味の罪悪感から自分を見失うと恐れているね」

A「あなたには少しでも気持ちが楽になる方へ、シフトしてほしい」

「思考は感情をもたらす。何が起きても思考を変えることで、自分の感情を安定させられることを学びなさい」

「これからは感情のスケールを、下げないように努めなければならない。逆に少しでもホッとする方へ思考を変えていくと、あなたをとりまく状況も、少しづつ変わっていくよ

動画の感想:

罪悪感を感じるより、怒る方がずっといい。怒るより苛立つ方がずっといい。

今いるところを飛び石にして、少しずつ段階を上げていく。

同じネガティヴでも、波動レベルが格段に違うらしい。

だから意図的に少し気持ちをホッとさせる思考をすることで、波動も飛躍的に改善される。

介護に疲弊している人の本音に、ズバリ斬りこむエイブラハム劇場。泣き笑いの後はスカッと爽やか、そして気づかされる。

セッション前半に比べて、明るくなった女性の声色にも癒された。

尚、エイブラハムの感情のスケールについては、こちらの本に詳しく記載されている。

母親に「早く死にたい」と言われるのがつらい人

心身に不調をきたして苦しそうな人、困難な状況に打ちひしがれている人。何かにつけてネガティブな人...。

彼らのような(ソースエネルギーから切り離された)人のことを、エイブラハムは「枕に顔を押し付けて、息ができずに苦しんでいる可哀想な人」と教える。

大切な人がそんな状態の時、どのように励まし、元気づければいいのか。

以下、動画より:How to Help a Sick Family Member – Abraham Hicks 2019 - YouTube

認知症がどんどん進行する母親を看て11年目。最近では「死にたい」が口癖になり、車の前に飛び込んだほど。

彼女の苦しみを、なんとか解いてあげたいという女性のケース。

女性「普段はアライメントできていて、母にポジティブなエネルギーを送るようにしているのですが、自分の事で手一杯な時はできません。そんな時は罪悪感を感じます」

「用事があって母のケアできない時に、父や周囲に責められることに、腹が立つのです」

「誰かを助ける前にウェルビーイングを」とは?

以下、エイブラハム:

飛行機の機内アナウンスに

「酸素マスクがおりてきたら、まずそれをつけてから他の人を助けるようにしてください」というものがある。

エイブラハム・セミナーでは「ウェルビーイングをまとってから、他の人を助けるようにしてください」と言いたい。

注:自分がアライメントしていないと、相手に与えられるものは何もないという教え

他の人が何を言おうと、自分が良い気分でいることを最優先すること。「自分がそうしたい気分の時に、お母さんに元へ行きなさい」

つまり自分のスペースを確保してから(アライメントしてから)、接すること。

エイブラハムの教えの実践のために大切な「ソースにアライメントする」とは ?「創造の3つの段階」 - 私的空間

それにはセグメント・インテンディングも必須。

感謝するなど、もっと大きな視野からお母さんをみなさい。

病気になるのは、何か悪いことをしたからだと思うのか?違う。

認知症になったのは、純粋エネルギーに戻るための最も抵抗の少ない方法か?そうだ、それがお母さんには一番楽な手段なのだ。

小さな子が歩く練習中、転ぶのをみて「痛々しくて、とても見てられないわ」とは言わないだろう?

死ぬことは悪だと思っているのか?違う。死は終わりでないし、罰でもない。

お母さんは非物質世界に戻る途中にいる。それなのにあなたは何を悩んでいるのか?

自分の思考、お母さんへの見方を変えなさい。思考を変える練習をしなさい。

女性:苦しんでいる母を見ると、痛々しくてたまらなかったのですが、自分の中で抵抗感を作って苦しくなっていたようです。ありがとうございました。

介護の心得と、ネガティヴ性に苦しむ人へのスピリチュアル的対処法

上の動画では誰かを助けたいなら、より広い視点を持つことが肝心、と教えられていた。

つまりソースや、内なる存在の視点を通して見つめるということだ。

さて、介護だけでなく、「パートナーがネガティブで(うつなども含む)・・・」という悩む人も少なくない。

そんな時のためのケアと対処法を、エイブラハムやスピリチュアルで得た知識から要点をまとめた。

まずアライメントしてからケアする

動画にあったように、苦しそうにしている人に寄り添いたいなら、まず自分がウェルビーングという防護服(笑)を着てから、ケアするようにする。

ソースエネルギーと繋がった人は、そうでない人の何百万人分ものパワーを持つ。

相手の状況をコントロールすることはできないものの、思考に良い影響を与えることはできる。

瞑想や良い気分になるなど、本当の自分と同調してから接すること。

そして相手の最善の姿を、イメージして祈る。

ケアする前には強固なセグメント・インテンディング(節目ごとの意図確認)を行う

ネガティブに陥った人のパワーは、あなどれない。

その共鳴板となって否定的な影響をもらわないように、普段より強固にセグメント・インテンディングしておく。

人生経験に先手を打つ「セグメント・インテンディング」波動のクリエイターになろう - 私的空間

尚、実家など、自分が過去にいた場所でケアする時は、どれだけ気づきが進歩したとしても波動の残りかす(乗り越えたはずの確執など)のようなものが存在するので注意する。そのためにも意図確認は必須。

自分がいい気分になることを最優先する

身内に非協力的だったり、無理解な人がいることはよくあるケース。

また外部からできないことを要求される時は、腹立たしくなる時もあるかもしれない。

そんな人たちとやり取りしなければならない時は、事案を一旦保留し、必ず気分が良くなってから行うこと。

たとえ時間がかかっても、前向きな自分を取り戻すまでは彼らと連絡しない。

エイブラハムの引き寄せの法則的「アプローチすべきベスト・タイミング」仕事・人間関係 - 私的空間

また自分のスペースを確保するということは、ウェルビーイングの防護服をつけること以外にも、自分が気分良くなるための、物理的な時間やゆとりを持つことが挙げられるかと思う。

状況が許す限り、誰かに任せるなど、自分を最優先することも大事。

こちらがストレスを抱えたままでは、相手に与えられるものは何もない。

もし否定的な感情が湧いてくる時は、フォーカスの輪や、肯定的側面リストに記入し、感謝することを探す。

エイブラハム「フォーカスの輪 」の書き方・否定的思考を一掃・人間関係にも効果絶大 - 私的空間

自分が面倒をみないといけないという重圧を解放する

誰にでも内なる存在がいる。ウェルビーイングはどの人にも流れこもうとしていて、母なる偉大な愛でもってその人を見守っている。

「自分がいない時どうなるか」などの過剰な心配はせず、ソースに委ねるようにすると、そう悪いようにはならない。

介護には終点が見えない。そのことを嘆くかわりに「これも偉大なソースの計画、もしくは天の思し召し」と素直に従う。

宇宙の法則を教えようとしない

苦しんでいる人に、スピリチュアルや宇宙の法則を教えたくなる気持ちを抑える。

渦中にいる人に「気づき」を受け入れるスペースはない。

わからせようとするのは、自分に抵抗しているのと同じ。

その人はその人の現実を創っている。相手を変えようとせずに、ありのままで完璧なのだとリスペクトする。

~以下は筆者が個人的に心掛けている方法です~

相手の「死にたい」に一定の理解を示す

「もう死にたい」という言葉は、「今つらい」を代弁するセリフ。「そんなこと言わないで。こっちも哀しくなるよ」などと否定しない。

「つらいよね。でも生まれてきたこと自体が奇跡だし、ここまで生きてこれたことも奇跡。だから頂いた命は大切にしたいね」など、別方向へ注意を向けさせる。

「今日は空が青い、お花がきれい」と窓の外を見てもらったり、楽しい思い出話や相手の長所美点など褒めたり、感謝の気持ちを伝える。

笑いとユーモアで癒しを

笑うと脳内ホルモンのエンドルフィンが分泌され、幸福感をもたらす。

痛み苦しみを外側に向け、リラックスさせる。

日頃から相手にウケそうなネタを考えて、タイミングを見計らって話す。

マッサージなどのタッチケアをする

つらそうにしている人には、言葉では何も伝えられないことがある。タッチするコミュニケーションは安心と信頼関係を築く。

タクティール・ケアをすると、皮膚刺激でオキシトシンが分泌され、安心感を与える効果がある。

発達障害のある人、とくに言葉の理解が難しくなってきた認知症や、高齢者のケアとして有効とのこと。

タクティール・ケア以外に、リンパ、足つぼマッサージ肩もみなど、触れるケアは他にも色々ある。

Dホーキンス博士の本で応用キネシオロジーを知ってから、額に手を当てるとストレス解消になるというテクニックを見つけた。(ホリスティック医療系、タッチ・フォー・ヘルスのESR=感情ストレス解消法)

人に施術するだけでなく、自身もネガティブになった時その即効性を実感している。

ESR法については、筆者はタッチ・フォー・ヘルスのさわりを学べるこちらの本で知った。

タッチ! 健康法

最後に「つらくなった時、頭によぎる言葉」

苦しそうな人を前に、時には自分の無力さに悲しくなったり、極度の疲労とストレスを感じることもある。

マザーテレサになれる人はそんなにいない。つらくなった時は泣いてもいいと思っている。

よからぬ思考が浮かんだとしても、それに「気づく」だけで思考は、宇宙に流れて消える。

そんな時はふと、こんなエイブラハムの言葉が頭をよぎる。

「深刻になることなど何もない」=あまり難しく考えず、おおらかにいく。

状況を深刻だと知覚しているのは自分で、状況は状況としてただ在るだけ、今ここに集中する。(エックハルト・トール!)

「すべてはうまくいく」=困難な状況が起こっても「これもまた過ぎるだろう」という風にやり過ごす。抵抗せず、ウェルビーイングに委ねる。

17X 4=68秒で引き寄せの法則が始動=意図せぬ創造がおこらないよう感情は未消化にせず、かつできるだけ短時間でリターンする。転換のプロセスの出番。

「転換のプロセス」その効果とやり方・一日に100回でも思考を見極める理由・悪人は触媒 エイブラハム - 私的空間

「あなたはよくやっている」=結果に固執せず、できることはやれていると自分を褒める。自分自身を愛せないと、誰かに与えるものはないため。

あとはエイブラハムの本を読んだり、セミナー動画、瞑想、居眠りで波動をキープ。感謝の対象探しとアライメントあるのみ!

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