私的空間

エイブラハムの教え セミナー動画の内容と感想などまとめています

アウェイクンド界隈では・私の2020年新たなスピリチュアリティとの出会いとトール動画の感想ほか

f:id:soboku-kobe:20200513203159p:plain

隣は何をする人ぞ

ステイホーム中は禅寺の修行僧のように、家中のたまった汚れ落としに躍起になっていた。

他にも以前なら絶対にしなかったようなことを、あれこれやってみた。スピリチュアルのトレンドというか、今の世の中どれだけ霊性への探求が行われているのか、好奇心がわいて外を垣間見ることにしたのだ。

自分のスピリチュアルの学びは、長らくエイブラハムによる引き寄せの法則シリーズ本で止まっていた。

最初はユーチューブのエイブラハムの動画だけを見ていたのだけれども、いわゆるAIによる「おすすめ」なども少しづつ視聴するうちに、アメリカ発のスピリチュアル・アウェイクニングと呼ばれるようなムーブメントがあることを知った。

瞑想などもちょっとしたブームになっていて、アセンションやサードアイ(第三の目)、波動、周波数などの用語も、スピリチュアル・ピープルにとっては何の抵抗もなく使われている。

スピリチュアル・アウェイクニング界隈では

その世界を見聞すればするほど、自分がいかに浦島太郎であったか思い知らされる。

とくに瞑想などは、今世界中の人に広く親しまれれているようで、昨今のヨガやマインドフルネス人気も加勢するなど、スピリチュアル派でない人にとっても入りやすいジャンルになっている感がある。

アメリカでは「スピリチュアル・フェア」のような大きなイベントなどもあるようだ。

スピリチュアル分野が「精神世界」と呼ばれていた、自分の若い頃からは考えられないようなオープンさだ。インターネットなどなかった当時、大きな書店でその手の本を探し求めていると、怪しい宗教の勧誘がしつこく、いいカモだった。

スピリチュアルに関心がある=根暗=苦悩する人といったイメージがあったせいか、またオウム真理教事件の影響などから、その手の本を読んでいると周囲に心配されるような時代だったことが笑える。

当時は家の中でも「瞑想を隠れて」行っていたほど。TM瞑想のセミナーでも、外での瞑想はデパートの洋式トイレがおすすめ、などど講師が言ったのを思い出す。

そんな話が嘘のように、「趣味は瞑想です。」と言ったら、カッコよく思われる時代なのかもしれない。

アウェイクンド

誰もがこんなにも明るく、自由にスピリチュアルを、個々のライフスタイルに取り入れているというのは、時代が進化しているという顕著な証拠なのだろう。

アセンション自体は2012年頃からインターネットの後押しもあり、その界隈でまことしやかに囁かれていたようで、トランプ政権の前後に再び話題になり、今のアセンションブームに至るとのこと。

アセンションといっても、特に大きな外の要因が変わったということではなく、関心を持つ人それぞれの、内的な目覚めの統合と変容の時代に入っているらしい。

スピリチュアリティに目覚めた人たちのことをAwakened、アウェイクンドなどと呼ぶらしいが、すごい時代になったものだ。

ユーチューブなど無料ツールを通じて、よりどりみどりにその分野の教師たちが手招きしてくれているのだから。どこまで理解されているかどうかは別の話。

興味本位で日本のスピリチュアルの解釈がどうなっているかなども調べてみた。カタカムナ文献や、古代日本に関する都市伝説など目新しい分野にも目をパチクリさせた。日本古来の神性ストーリーもなかなか素敵だ。

国内外を問わず、以前ならはばかられた「第三の目」や「覚醒」、「松果体」、「波動」といった用語も当たり前のようにお目見えしている。動画の再生回数稼ぎのために、やや刺激的なタイトルが必要だからということもあるのだろうけれど、「覚醒します」などのコピーには違和感を感じなくもない。

ヒーリングのためのレイキや、音叉、ソルフェジオ周波数ミュージックなども充実していて、それぞれ区別がつかないほど無数にある。つくづく恵まれた時代だと思う。

チャネリング・エリックに思うこと

死は終わりではない

死は終わりではない

目を引いたのはエリック・チャンネル。”Channeling Erick” エリック君の本は国内でも発売中。公式サイトをチェックしても、感動的なストーリーに溢れている。

20歳で自殺した青年エリック君がチャネリングを通して、お母さんの質問に答えるスタイルの動画ではアストラル界から、エリック君がこの世の仕組みや成り立ち、またコロナについての回答している。

コロナに関しては時事ワードでもあるので、チャネリングする霊媒者を変えるのだけれど、チャネラーによってエリック君の言うことが異ることにネガティブコメントも多い。

あの世のエリック君によると、「コロナウイルスは中国の研究所で作られたものだけれども、人為的に漏れ出たのではない」とのこと。

他にも「香港での抗議活動があったように国内でも反発がすこしづつ高まり、中国は以前より弱体化する。北朝鮮の金正恩は死んでない、でも以前より戦争を起こそうという気をなくす。」

「アフターコロナでは各国の政府の対応は、そうは目に見えないかもしれないが、どこも最善をつくしていてうまくやっているんだよ、経済はリーマンショックの時ほどひどくならない。」など、少しホッとできる見立てをしてくれている。

「今回のコロナによる被害は甚大だけれども、地球のクリアリング後は素晴らしい機運が流れる。」とはエリック君だけでなく、その界隈の師の多くが同じようなことを啓示しているようだ。

たくさんあるエリック君の動画では、スピリチュアリティについて核心をついた深い事が伝えられている。けれど動画の一つ一つを視聴するうちに???がたくさんでてきて、興ざめする部分も少なくない。

ヒトラーからフレディ・マーキュリー、マザー・テレサまでチャネリング中に突如現れることも。これがチャネリング・エリックの面白さの一つなのか。

エリック君が語るストーリーには心が洗われる。一方、どこまでエリック君の話なのかは不明だ。というのは「そんなことスピリチュアル界では普通に言われていることじゃないか。」といった話など、エリック君が語るといいつつ、その中身は霊媒者の個性、主義主張なども反映されているように思えて仕方ない。

例えばお母さんの「コロナで今後株価はどうなるの?」「投資すべき銘柄は?」などの、この世界でタブーとされる質問には面食らうし、本来エリック・チャンネルのコンセプトから脱線するなど、興ざめする時もある。ついでに近所のおばちゃんからの質問まで取り上るなど。

ご子息の自殺という壮絶な体験を経て今に至るお母さん自身のスピリチュアリティは、どこまですすんでいるのだろう。もちろん心の底では応援したいけれど。

ところで2019年の最後、来年がどんな一年になるかを予測する動画では、エリック君は「特に変わったことは起こらない」と言っていた。そのあたりはブーイングもので「コロナのコの字も言ってないじゃないか」と批判殺到。

このように後先考えないのがチャネル・エリック。彼らが言うように、「自由意志」で物事の流れは変るということか。ノリノリのお母さんへのネガティブ・コメントが多いせいか、最近はコメント欄を閉じているのがしのびない。

音楽で言うならバシャールやエイブラハムが、クラシックだとすれば、おちゃめなエリック君はラッパーのような存在かと期待していたけれど、色々視聴したあとは、チャネリング・エリックは一種の「占いエンターテイメント動画」として楽しむ程度がいいかなと思うようになった。当たるも八卦当たらぬも八卦・・・。といいつつ、つい新着動画をチェックしてしまう自分がいる。

何はともあれ、どんな形でもエリック君のような存在が、若い人達のスピリチュアル・リーダーになってほしいなどと思う。

スピリチュアルの名著『ニュー・アース』

そんなアウェイクンド界隈では皆が口々に「自分はスピリチュアルマスター」的なことを言っている。「コレを聞けば覚醒します」などと。そもそも覚醒とはどういうことか理解されているのかと思うほど、普通に使われていて驚く。

色々サーフィンした後は頭痛がしてきたので、トレンド調査は終了。それぞれの気づきや学ぶべきレイヤーがあり、そこに集まる人々がいるのだと思う。人それぞれ違ったり、好みは千差万別なのだから。

自分はそこから感じ取る「何か」で良し悪しを決める。

最初は内容の目新しさに、ついつい引き込まれるのだけれど、二度三度と戻ったところは少ない。

そして最後に戻るのはエイブラハムのところ。端末から伝わってくるエネルギーのようなものは、エイブラハムが自分には一番で、他と比べようがない気がする。

動画の中にはエイブラハムの教えを曲解して、実利主義の成功法則として編集されたものもある。いいか悪いかは最終的に、視る人の判断に委ねられるのだろう。

中には一つだけ他を圧倒するほどの出逢いがあった。20年以上前に「ラムサ聖なる預言」を知った時以来のレベルのもの。

その名はもちろん聞いたことがあったのだけれど扉を開けたのは、自分の人生の中でのスピリチュアリティ・ステージに適した学びだったからだと思う。

目から鱗が落ちるとはこのこと。エイブラハムの引き寄せの法則を補完する形で、理解が進んだ。

エックハルト・トール・・・。『ニュー・アース』

ニュー・アース

ニュー・アース

追記: エックハルト・トール動画の個人的感想

トールの動画をしばらく視聴して個人的に感じることは、エイブラハムのものとは全く路線が違うということ。

世界に影響を与えたスピリチュアルリーダーとして、トールは欧米ではかなり著名で、人気があるらしい。

ゆっくりとして静かな語り口のトールのものは例えるなら、「煩悩打ち消し系」でまる禅僧のよう。自らの知覚をマックスまで削ぎ落とすことで、本当の自分に立ち戻ることを提唱している。

この世の全ては幻想にすぎない、エゴが創り出した産物の感情に振り回されてはいけないと繰り返し説いている。

これにはデビッド・ホーキンス博士の著作に通じるものを感じる。

<わたし> ―真実と主観性(覚醒ブックス)

<わたし> ―真実と主観性(覚醒ブックス)

静寂が包むこむ中、動画のトールの存在が放つ雰囲気には、何か特別な物を感じるし、聴いているだけで瞑想している気分になれる。

どこかのアシュラムで修行するなら進んで耳を傾けたい内容で、悟りを開いた人ならではの境地を学べると思う。

エイブラハムの「内側から外側へ積極的に出ることで、自分の至福を追求しなさい」系の教えとの違いがそこにある。

もちろん、どちらの教えがスッと入ってくるかはその人の状態や好みによるのだと思う。

もし仮に自分がネイティブに陥っていた頃にトールを知ったとしたら、ハマっていたと思う。トールの研ぎ澄まされた語りから、苦悩を克服する術を見つけられそうだから。

反面トールの教えは心の持ち方は学べるけれど、実践的でないところもある気がする。

もちろん『ニュー・アース』はかなりの名著だし、アメリカでは今も売れ続けていて、オプラ・ウインフリーも枕元に置いている一冊だと言っていた。

トールも相当素晴らしいのだけれど、辛い時期を乗り越えた自分には、教えが具体的なエイブラハムが一番合っているような気がする。

ご参考までに、トールの話すイギリス英語はゆっくりなため、私たち日本人には聞き取りやすい。初めて英語でスピリチュアル動画を視聴しようとする人にはお勧めしたい。

How Can the Power of Presence Help Me Overcome The Poverty Mindset? - YouTube