私的空間

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アメリカの2つの諺から学ぶ「バシャール流の豊かさの定義」

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木を見て森を見ず

私をだまそうとする観念

 バシャールは観念システムをこう例えました。

「木を見て森を見ず」

森の中にいるときは木の一本一本しか見えず、森全体は見えません。

もし森全体がどんな風なのかを見るためには、一旦森の中から出て森を遠目に見晴らすことが必要です。

 

 

ちなみに「観念」とは感情をつくるもの、とバシャールは定義しています。観念がなければ感情自体は生まれません。

 

疑いや不安など、自分がどんな観念を抱いているかは、感情を使って探り当てることができます。

 

ネガティブな観念はとてもトリッキー(巧妙)で、私達をなんとかだまそうとしているのです。

 

「観念の構造とは、みなさんがいる惑星のマジシャンが見せるイリュージョンと同じようなものと考えて下さい」と言います。

 

マジックのタネがわかるともうそのマジックにだまされることはありません。「なんだ、この仕掛けがこうなっているからこう見えるのだ」と。

これが「木を見て森を見ず」でバシャールが教えているポイントになります。

 

どれだけこのことを理解したつもりでも、日々多々遭遇するネガティブな感情。それに伴う観念の数々を受け取るにはどうしたらいいのでしょうか。

 

「この惑星の住人全員が合意した現実の中で生きているわけだから、当然自分があまり好きでない波長に人や物事にぶつかるでしょう。だからといって、そのことでネガティブな影響を受けることはないのです。」

なぜなら、自分にとって好ましくない状況は「その状況をどうやったらポジティブに使えるか」を学ぶチャンスだからです。

 

自分が本当に観念のトリックから、開放されて変わったかを教えてくれるのは、自分の周りの人や出来事ではなく、次に同じ出来事が起きた時の自分の反応そのものです。

 

いってみればテストされているようなものです。

望まないことに出くわした時の反応で、まだ自分が変えていない観念があることの証明になるというわけです。

 

時には自分で自分のことをだますこともあるようです。

だまされても本当に自分が信じているものに気づくことになるのなら、嫌なこともポジティブな現象ということになるのです。

悲しみや苦しみを体験してもそれは観念の仕業なので、ひとつひとつその都度消化していかなければなりません。

 

なぜなら物事には実体などなく、本当は幻だから・・・。

 

このようなプロセスを何度も何度も繰り返すうちにやがて、互いに関連しあっている観念を特定できるようになる。

 

そうやってすべての観念を理解していけば、やがて観念体系の影響を受けることがなくなり、ついに心の平安が訪れるのです。

 

観念のだましのテクニックは無尽蔵というわけではないので、どんな暗闇にも必ず光を見出すことができます。

 

自分がこんな観念を持っていることに気付けば、その観念はもはや観念ではなくなり消え去ったことになる。

 

つまり外側を変えていくには、自分の内側に残る観念に気づくことで可能だということなのです。

 

これが意味するところは、もしネガティブな観念が自分の中に生まれたときは、自分の内側から出ることでその観念が何かを外側から見なくてはいけないということです。

 

自分が特定の観念を持っていたと知ることが、外的状況をかえる本当の意味での豊かさをもたらす秘訣だと言えそうです。

 

バシャールの定義する豊かさを増やす方法

 「ケーキを持っているままで食べることはできない」

 

The ability to do what you need to do it.

「やりたいことを、やりたいときに、やれる能力」

バシャールが定義する「豊かさ」です。

豊かさとはイコール「動ける能力」。

 

どのような形であってもキーフレーズの to doが示すこと。

 

どれだけそこに「動き」があるかで、私達の人生における豊かさのレベルが変わっていくと言います。

 

「ケーキを持っているままで食べることはできない」

このアメリカのことわざは、誰かがケーキを食べようとしているとき、ある意味その食べ物を「持ち続けない意思」があることを示唆しています。

 

ケーキを持ったまま食べずに腐らせるのか、それとも食べるのか二つに一つ。

 

人は食べ物に栄養をもらい、生命を維持するために食べ物を使います。

これを経済的な視点で考えると、食べ物を「自分を通して循環させている」ことになります。使い終えたら体外へ流します。出ていったものは肥料となり、より多くの食べ物を育てる土壌となって再利用されます。

 

こうやって食べるという行為を通じて「動いて、養分を与えて拡大する」というサイクルをつくっていることになります。

 

ポイントはお金とうまく付き合っている人=成功している人はこれとまったく同じということだ、とバシャールは言っています。

 

つまり、お金に対して動的な態度でもって、多いに循環させている人のもとにはいつもお金が流れてくるということです。

 

「水道の蛇口をひねることだ、金持ちになりたかったら」と誰がいったかは忘れましたが、成功している人はこのサイクルを知っているようです。

 

お金を育て、お金を使い、お金を流し、さらにお金を育てること。

この循環のサイクルが常に回り続け、拡大していくことに気づいているから、彼らはいつもお金を動かしています。そして受け取っています。

 

お金とうまく付き合えない人は、お金を停滞的な関係にあり、お金を手放して、循環するのを許さない、ずっと持っておくことに執着する人たちなのです。

 

バシャールから見た地球人は、お金に対して一喜一憂して、笑ったり悲しんだりしていて、とても滑稽なのだとか。

 

お金というのはシンボルにすぎず、自分の意識次第でどうにでもなるものだからです。ひとりひとりの感情的な状態の反映で、自分自身の価値を軽んじていれば、そのような経済状況がお金を通してやってきます。

 

逆に自身の価値をもっと認めれば、お金との関係もよくなり「お金以外の豊かさを象徴するもの」の価値もあがってくるわけです。

 

「お金は単なる交換の手段でエネルギーにすぎない」とは、どのスピ本でもいわれることですが、バシャールはさすがにうまく例えていると思います。

 

人々の関心はお金を「持っているか」「持っていないか」にだけフォーカスしすぎなのです。

 

本来お金は「交換手段」であることを思い出せば、「持つこと」よりも「交換」することにフォーカスがいくはずです。

 

「交換」すなわち「動かす」こと。

 

これがお金と良好な関係を築くキーポイントと、バシャールは教えてくれています。

 

 

 

2017年自分自身へのコミットメント

「負の観念をひとつひとつなし崩しにして、自分の中に残っているものに気づくことで、本当の豊かさを味わいつくす!」

 

未来は、えらべる! (VOICE新書)

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